【食材研究】たまねぎ
関東では雪が降り積もっていますが、みなさんのいる地域は大丈夫でしょうか?寒い時は特に体調を崩しやすいので、食べものでの体調管理、しっかり行っていきたいですね。
今日取り上げる「たまねぎ」は、冬が旬というわけではありませんが、乾燥させた状態で年中流通しているので、食卓に欠かせない便利な存在。
独特な辛味が苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、その辛味に栄養がたっぷりつまっていることが、今回調べて分かりました。
<栄養素と効能>
・辛味成分の元となっており、たまねぎの代表的な栄養素である硫化アリル。善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす効果がある。血栓を防ぎ、高血圧、動脈硬化、脳血栓、脳梗塞を予防する。
・硫化アリルは、ビタミンB1(代謝を促す。不足すると疲労、食欲不振、不眠、イライラが起こる。)を体内に長く留め、吸収を促進する働きがある。
<調理方法>
・硫化アリルは熱に弱く、水に溶けやすいので、水にさらさず、生食すると効率よく摂取できる。水にさらさないことで、水溶性であるビタミンCの流出も防ぐ。
・辛味が苦手な場合、水に2~3分さらしてもよい。または、15分ほど常温で空気にさらすと、辛味が揮発する。
<おすすめレシピ>
一時期、流行っていたので知っている方も多いかもしれませんが、酢たまねぎはいかがでしょうか?
切ったたまねぎをお酢につけておくだけなので簡単に作れますし、常備しておくとドレッシングのようにかけて使えて、便利です。
生のたまねぎの栄養素がそのままお酢に溶けているので、栄養たっぷりで毎日少しずつ食べるといいですね。
材料:
たまねぎ 1個
お酢 たまねぎがひたひたに浸かるくらい(目安は150~200ml)
塩 少々
はちみつ お好みの量(目安は大さじ2)
作り方:
①たまねぎの皮をむいて、縦半分に切り、繊維に沿ってスライス状に切ります。
②切ったたまねぎを、できるだけ平らな容器やザルにのせて、常温で15分ほど空気にさらします。たまねぎが重なってしまう場合には、時々まぜて、均等に空気に触れるようにします。
③たまねぎに塩を振ってまぜてから、瓶に移します。
④お酢をたまねぎがひたひたに浸かるくらいまで入れて、はちみつを加えてまぜて、冷蔵庫で数時間寝かせたら完成。2週間、冷蔵保存できます。
※はちみつは、始めは大さじ2ほど入れておいて、あとからお好みで足すとよいと思います。
どの食材にも栄養があって、その栄養を最大限に取り入れるためには、どのような食べ方をすればよいのかを考え、日々取り入れやすくするよう工夫していくことが大切だなと感じました。
ダイエット効果があると言われているお酢とたまねぎを組み合わせた酢たまねぎは、まさしく毎日取り入れやすい食べ方だと思うので、ぜひ試してみてください😊