grace | 食の研究家

20代の食いしん坊女子です。どんな食がみんなの幸せに繋がるのか、考えて行動するのがライフワークです。このnoteでは、単なる「おいしい」だけではない、奥深い食の世界を探究していけたらと思います。

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20代の食いしん坊女子です。どんな食がみんなの幸せに繋がるのか、考えて行動するのがライフワークです。このnoteでは、単なる「おいしい」だけではない、奥深い食の世界を探究していけたらと思います。

最近の記事

【食材研究】たまねぎ

関東では雪が降り積もっていますが、みなさんのいる地域は大丈夫でしょうか?寒い時は特に体調を崩しやすいので、食べものでの体調管理、しっかり行っていきたいですね。 今日取り上げる「たまねぎ」は、冬が旬というわけではありませんが、乾燥させた状態で年中流通しているので、食卓に欠かせない便利な存在。 独特な辛味が苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、その辛味に栄養がたっぷりつまっていることが、今回調べて分かりました。 <栄養素と効能> ・辛味成分の元となっており、たまねぎの代表的

    • 【食材研究】海苔 ~おにぎりから海苔がなくなったら~

      日本人にとって、馴染み深い食品である「海苔」。日本人のソウルフードである、おにぎりやお寿司に巻かれている身近な存在です。海に囲まれた島国で発展を遂げてきた日本人にとって、古くから海苔は欠かせない栄養食品ですが、いま地球温暖化の影響で海苔の生産量が下がっているという問題が起きています。今回は、そんな「海苔」の魅力と課題について、掘り下げていきます。 海苔の歴史 日本人が海苔を食べ始めたのは、なんと縄文時代からなのだと言われています。当時、「ノリ」とは「ぬらぬらしたもの」とい

      • 滋賀の郷土料理「赤こんにゃく」

        滋賀に行ったら、なにが食べたいですか?「近江牛」などが、ぱっと思い浮かぶでしょうか。 それでは、ぱっと見てお肉と間違えそうな見た目の、「赤こんにゃく」はご存知でしょうか?精進料理でお肉の代わりに使われているのを見たことがありましたが、滋賀の名物であることは先日、旅行に行って初めて知りました。 赤こんにゃくは、なぜ赤いのか まず、どのようにしてあの赤い色が出ているのかというと、「三二酸化鉄」という添加物を使用しているそうです。人体に悪影響はないと言われており、食品添加物の

        • 【食材研究】柚子 ~さわやかだけど厳しい柚子の魅力~

          冬が旬の「柚子」。その名前を聞くだけでさわやかなイメージが思い浮かぶほど、フレッシュな黄色い見た目と良い香りから受ける印象が強いと思います。 今シーズンは知人から大量に柚子をいただいたので、家でジャムを作っていたところ、家中に香りが充満し、家族みんなが幸せな気持ちになりました。冬至の日に柚子湯に入る風習がありますが、この強い芳香によって邪気を払う意味があると言われています。 <栄養素と効能> ・気の巡りをよくして、ストレスを軽減する。 ・胃の不快感を和らげる。胃液の分泌を

          【食材研究】黒豆

          お正月に向けて、絶賛おせち料理を仕込み中。普段は手早く作れるものしか作らないのに対して、おせち料理は時間がかかるものが多くて大変ですが、手間暇かけて愛情をこめて作った料理を家族とゆっくり味わうって、なんだか心が温まっていいなぁと今更ながら思います。 特に今回取り上げる「黒豆」を使った蜜煮はおせちの定番ですが、数時間、傍について水加減の様子を確認しながらじっくりことことお鍋で煮込みます。「なんて手がかかるんだろう」と思いますが、時間がある年末年始にしかできないことですし、豆の

          【食材研究】黒豆

          冬至におもうこと

          今日は12月22日。あと一週間ちょっとで今年も終わってしまいますね。 そんな今日は「冬至」。一年で最も昼が短く、夜が長い日。日本では最も日が短いこの日を死に近い日と捉えて、厄除けとして縁起がよいとされる、かぼちゃを食べたり柚子湯に浸かったりしてきたそうです。 それと同時に、冬至を過ぎれば日が伸びていくので、春に向けて運気がこれから上がってくる縁起のよい日とも捉えられました。 昔は医療や科学が発達しておらず、病気や災害の原因がはっきりとわからなかったため、その分、厄除けと

          冬至におもうこと

          【食材研究】ほうれん草

          日本で食べられている野菜のほとんどが、原産地は外国だということを最近知りましたが、ほうれん草もその一つなのだとか。 ほうれん草の原産地はイランであると言われており、「ほうれん草」という名前も、原産地のイランを「菠薐(ほうれん)」と呼んでいたことが由来となっているそうです。 「ポパイも食べたらあんなに逞しくなるほどのほうれん草、さぞかし栄養価が高いに違いない。」 「でも、食べすぎると結石ができるって聞いたこともあるな・・・」 ほうれん草に関して、みなさんの中で様々な憶測が

          【食材研究】ほうれん草

          『和食展』の見学レポート

          今年の12月で、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されて ちょうど10年が経ちます。 この節目となる今、東京の国立科学博物館にて 和食のすべてを網羅するような内容の特別展が開催されており、 わたしも興味津々で見に行ってきました! 展示は、「和食」とは何かを来場者に問うところからはじまり、 日本の豊かな自然環境があるからこそ育まれてきた 食材や食文化を紹介し、 時代の変遷と共に発展してきた和食の流れが 具体的な料理の模型で表現されており、 料理の際に使用する道具や和食を生み出

          『和食展』の見学レポート

          【食材研究】かぶ

          最近はまっている野菜。それは、題名の通り「かぶ」です。 皮付きのまま、オリーブオイルをひいて焼いて、 最後にお好みで塩胡椒するだけで、とっても美味しいんです。 ジューシーで甘味があって、たまらない! 掲載している写真は、マルトーというフランスの伝統野菜のかぶをその方法で調理しましたときのものです。 普通のかぶより更に甘味があって、最高に美味しかったです。 葉との境目がちょっと紫がかっているのが個性的で見た目も可愛いですね。伝統野菜にも興味があるので、今後触れていけたらと思

          【食材研究】かぶ

          【食材研究】ごぼう

          とってもお久しぶりな更新です。 食について、相変わらず考えながら行動し続ける日々ですが、 どうしてもインプットがメインになりがちで、 いざこのnoteのようなありがたい機能を使ってアウトプットしようと 思っても、「せっかく世の中に発信するのだから、よいものを!」と 気合いが入り慎重になりすぎて、なかなか更新できておりませんでした。。 これからはあまりこだわりすぎず、よい意味で肩の力を抜いて、 興味のある食について日々わたしが調べた内容を わかりやすく、(できるだけ)手短に

          【食材研究】ごぼう

          わたしのすきな言葉 ”Think globally, act locally”

          題名にある英語の言葉、聞いたことはありますか? 一時期、海外で勉強をしていたことがあったのですが、 授業で先生がこの言葉を教えてくれました。 授業の細かい内容はあまり覚えていないのですが、 この言葉がとても心に響き、数年経った今でもふとしたときに思い出しては この言葉の意味を噛みしめています。 この言葉を一言でいうと、「グローカリゼーション(glocalization)」。 読んで字のごとく、グローバル化(=世界普遍化)とローカリゼーション(=地域限定化)が合わ

          わたしのすきな言葉 ”Think globally, act locally”

          遺伝子組み換え食品についてまなんでみた

          「遺伝子組み換えではありません」 こんな表記を納豆のパッケージなどで目にしたことがある人もいると思います。 難しいことはよくわからないけど、感覚的に、「遺伝子組み換えでない」ほうが、身体にもいいんだろうなと前から思っていました。 食の安全性について自分の中で関心が高まってきており、先日、『食の安全を守る人々』というドキュメンタリー映画を鑑賞しました。 農薬(特に世の中に広く出回っているラウンドアップという商品)が人体に入り込んで健康被害を及ぼすことに加え、遺伝子組み換

          遺伝子組み換え食品についてまなんでみた

          食についておもうこと

          はじめまして投稿します、graceといいます。 どきどきしながら書き始めております。 これからどうぞよろしくお願いします😊 どんなことをこのnoteで発信していきたいかというと、 やはり自分がいま一番興味があることを発信したく思っています。 いま一番興味があるのは、わたしたちの「食」の背景についてです。 「食」って身近すぎて、普段あまり気にしていない人も多いかと思います。 わたしもしばらく前まで、昨日何を食べたかすぐ答えられないくらい 食に関する意識がそこまで

          食についておもうこと