思春期症候群
突然なんですが、いつか紹介したい本があったんです。
で、この本を勧めると、
「へぇ、あんこさんって、そういう本読むんだー」
で終わっちゃうんですね。本の内容っていうよりも、なんか、その本が持っている雰囲気みたいなものだけで判断されてしまって、その本の内容を熱弁してもですね、「ふぅん」っていう言葉しか返ってこなかったりするのです。
まぁ、とにかく、本の表紙を。
いわゆる、ライトノベルになるのかもしれない。本の随所に、アニメ調の挿絵が入っているのです。
でも！！！
ちょちょちょちょっと待って！ほんとにいいんだから！ほんとに！
でも、中身が良くても、やはりこの本を読む人は限られてくるのかもしれないなぁ、と思うのです。今この本を知った方もいるだろうし、この本の表紙が見えた時点で、自分とは全く関係ない次元の話が始まったな、って方もいるかとおもうのです。でもほんとにいいの！ほんとだよ！何が良いのかを伝えたら良いのだけれど、あえて伝えたくない！伝えればそういう視点でしか読めなくなっちゃう縛りになっちゃう罠。
でも例えば、
向田邦子の父の詫び状。
これね、中学のときから何度も読んでて、何度も何度も読んだ作品なんですよ。ほんとに。向田邦子が作った小料理屋にあたいいきたかったもの。ファンだったから。今もあるのかな。
この向田邦子の文章が、いろんなものを隠して広げた女の文章が僕はスキで、実は彼女みたいなものが書きたいのだけれど、いかんせんいろいろ違うから書けないでも書きたい。モモエなんかは今考えると、向田邦子の影響なのかもしれない。私を作った本を十冊選べ！と言われれば、この本は確実に入る！
と、いう説明ならば、ふむふむまあ時間があるときに読んでみようかしら、と、なる方もいるかなぁと思うのです。たぶん！！
でも、アニメ風の絵が入っているだけで、なんかちょっと印象が変わっちゃいますよね。でも、私を作った本10冊にさっきのシリーズ本を私は入れる！！！！青ブタを私は入れるのだ！！！！！！！
なぜかというと、このシリーズの7巻と8巻を読んで、風呂場で大号泣したのであるのだから。本を読んで号泣をするなんていう経験を私はしたことがないのである。でも、大号泣させられた作品であるのであるのである！
パッケージからして、興味がない人は、興味がないと思う。でも、ほんの少しでも興味があれば、ちょっと1巻だけでも読んでみてほしいのでござる。ブックオフに多分いっぱい置いてるから。
ぜひとも、読んでみてほしいのです。ブックオフで１００円くらいであるからぁぁつつ！！！
読んでみてね。
おやすみー！
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