イキカ タノカ ワッタボ クラnote
僕らが類人猿だか猿人だかなんかそういう生き方だったころから、一緒に食事をするってことは仲間意識が高まってゆく時間だったと思う。
そして、その何百万年の間培われてきた歴史が大きく変わったのが、ここ数年なのだと思う。
騒がしかった子供たちは黙って食べ、成人の宴も静かになり、葬送の儀式は小さくなった。
自然に“人と一緒に食べる”という機会は減った。
でももう一つ、人が人と一緒にしてきたことが、あると思っている。
人はいきるために食べ物を採り、捕り、穫り、みなで一緒に食べた。食べ物を採る、捕る、獲る、や調理には道具が必要で、その道具は自然界には存在しない。
木の実を採集する篭。
鳥を射る矢尻。
稲穂を刈る包丁。
煮炊きする壷。
かごを作るとき、みんなで輪になって、それぞれが夫の愚痴なんかを言いながら笑い合って作ったかもしれない。
矢じりを削ったり割ったりするときは、村で誰が一番エロい女かということをニヤニヤしながら話し合ったかもしれない。
ひとそれぞれに、材質を選ぶのが得意だとか、枝を削るのがピカイチだとか、矢じりの先端を触るだけで指が切れるほど鋭いとか、壷の厚みが均一だから割れにくいとか、得意なとことかその逆のこととかがあったのだろうと思う。だからこそ人々は一緒になにかを、作ってきたのだと思う。
生き方の変わった僕たちは、一緒に食べることが少なくなり、その結果なのか反動なのか、一緒につくるということに舞い戻ったのかもしれない。
noteという場所で。
そんなnoteの世界で、人々が創作したものや、創作したその人そのものを取り上げて紹介してくださるなんともありがたみのふかい場所が存在する。
独特の落ち着いた声色と、ゆっくりとしたテンポで、はきはきとヒトやモノを耕し、日に当ててくれるその場所は、
「いぬいのラジオ(仮)」という場所。
創作や交流が好きな人々がnoteには多いのだと思うのだけど、なかなかのびのびと創作や交流についてつまびらかに話せる場所ってあんまりない。
でででででも!
いぬいのらじおかっこかりはちがう!
クリエイターやその周辺との繋がり、そしてその作品について、さまざまに耕し、掘り下げてくれる。
いわば、noteというプラットフォーム(基盤)で、クリエイターの作品を並べ広げ、ヒトを集めるプラットフォーム(駅の歩廊)的な場所。
そこで高らかにしゃべらせていただきました!!
実は初のゲスト出演!
緊張しております!
現在僕は、自分ひとりのために「つくね招待ほととぎす」という作品を書いているのですが、やはりヒトが集まれるような企画もいいものだなぁ、としみじみとそう思ったわけでございました。
いぬいさまありがとうございました!
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