見出し画像

初のアフリカ大陸上陸!!

みなさん、こんにちは!

実は2023年8月28日から、約一年間生活していたイギリスを出発し、アフリカ大陸にあるケニアへ向かいました!

ナイロビのジョモ・ケニヤッタ空港

ケニアに向かった理由はスタディーツアーに参加するため!そしてツアー参加後にインターンをするためです。

アフリカ大陸といえば、最後のフロンティア市場として様々な国から注目を集め、多くの直接投資や企業進出によりGDPの成長率がぐんと伸びている国々が集まる地域であります。

今回、初めてアフリカ大陸に上陸ということで、以下の3つの事柄を把握するという目的を持って柏原ルミコさんが主催するケニア・スタディーツアーに参加しました。

①本当のアフリカとはどのような所なのか。
大学時代からアフリカ諸国の経済や紛争、歴史、政治について学んできました。教科書やニュースで見て、教授から聞くアフリカ諸国と実際に自分自身で見て感じるアフリカ諸国の雰囲気はどのような差異があるかを知りたかった。

②アフリカ諸国で子どもたちはどのような暮らしをしているのか。
「貧しい」「長く生きられない」「かわいそう」そのようなイメージを多く受けているアフリカ諸国で暮らす子どもたちですが、実際にはどのような環境で生活しているかを知りたかった。

③アフリカ諸国で将来生活ができるのか。
将来、アフリカ諸国にて子どもに特化した平和維持のプロジェクトマネジメントをやりたいという夢を掲げる私ですが、今まで住んできた場所は先進国と発展都市。そんな私がアフリカという地域で暮らすことは可能なのかということを知りたかった。

以上の目的を持って、意気込みながら訪れたケニアですが良い意味で、「想像していたケニアそのまま」でした。

首都ナイロビの中心は高層ビルが建ち、たくさんの車(ほぼトヨタだった!)が行き来し、多くの人がM-PESAと呼ばれる電子マネーのサービスを利用していました。ナイロビ中心部だけで見ると、もちろん東京とは比べ物にはならないですが、それでも発展途上かといわれると「違います」と言いたくなるほど発展していました。

しかし、中心部から少し離れたキベラと呼ばれる場所では東アフリカで1番大きなスラム街として多くの人々が暮らしています。決して清潔とは言えない服を身につけ、安全とは言えない治安の環境下で、子どもの教育費や生活費を払えないために教育義務を放棄せざるを得ない親やシンナーを吸うことで空腹を紛らわす子どもが生活していました。

同じ都市でもこのように大きなギャップが存在しているのは、勉強した通り、国は豊かになっているがその恩恵が国民の人々に届いていないからです。これには政府の腐敗やパトロン・クライアント関係、西欧諸国の介入や植民地時代など様々な要因があると…。ここまでは習いました。

だが、このような場所で地元の人々が、そして日本人がどのような活動を行っているかは習いませんでした。


モンバサでは、CalolineさんがSt. Joseph House of Hope Foundationという基金兼教育機関にて教育省の下、独自のITや職業訓練カリキュラムを導入し、教育費が払えない家庭を支援しながら学校を運営しています。

モンバサターミナル
訪問したSt. Joseph House Of Hope Fundation

ナイロビでは松下照美さんのご遺志を受け継いだ佐藤南帆さんが居場所のない子どもたちやドラッグに依存してしまった子どもたちに寄り添いながら社会復帰を支援するNGO、モヨ・チルドレンセンターにて活動しています。

モヨ・チルドレンセンターの子どもたち

どちらも子どもたちの持続可能な発展や生計のために教育や職業訓練を支援するとともに、現地の人の雇用機会の拡大などコミュニティのエンパワーメントにも繋がる活動をコミュニティレベルでしています。
どちらの団体でも子どもたちの笑顔で溢れていたのが印象的でした。

一年生の子どもたちと一緒に!

大学院では原理的な部分を重点に学んでいたため、ツアーを通してローカルな目線からケニア人一人一人を知るのはとても興味深かったです。ケニアに住む人々の過去や現状を知ることで、今まで習ったアフリカの歴史や文化を本当の意味で「理解」できました。

1番興味深かったのは現地に住んでいる人達だからこそ思う今後のアフリカについて。自国の政治腐敗、経済状況、西欧諸国や中国、インド、さらにはアラブ諸国との関係など、長い歴史があっての今、そして将来どうなるかを聞けたのはとても貴重でした。日本との関係ももちろん、どのような外交関係を築いていて、日本がケニアにてどのようなプレゼンス力を発揮しているのかが知れたのも有意義でした。

そして、観光もたっぷりしました!紅茶農園やアンボセリ・ナショナルパークなど、ケニアの広大な自然と野生動物を目撃することができ、日々癒されながら過ごせました。またシャワーが冷水であったり、度々停電が起きたり、洗濯機がなかったり、と今までしてきた生活に比べたらあり得ないことも経験したが、だからといって特に不便に思ったりはしなかったです。ご飯は美味しいし、人は優しいし、住めば都状態であることが分かりました。笑

世界遺産のFort Jesus
野生の象を目撃!

今回、3つの目的を掲げて参加したスタディ・ツアー。思ったよりも多くのことを学び、そして感じることができて非常に有意義な10日間でありました!ツアーを企画したルミコさんに感謝です。そして一緒にツアーに参加した新しいお友達とも多くの議論ができてとても充実していました。

9/7に無事終了したスタディーツアー。その後は3ヶ月間のビザ期限が切れるまでツアー中に訪問したSt. Joseph House if Hopeにてインターンをしました。その期間中のことも今後noteに書いていきます。

今回のツアーで大変お世話になった柏原ルミコさんは定期的にケニアでのツアーを行なっていますので、「本当のアフリカ諸国」を訪れたいという方はぜひFacebookからスタディーツアーの詳細を確認し参加してみてください!

いいなと思ったら応援しよう!