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平和学部の一大イベント、Crisis Gameに参加した!

こんにちは!

今回のnoteではブラッドフォード大学 Peace Studies and International Development Departmentにおける一大イベントである “International Crisis Response and Diplomacy Game”に参加した時の体験/感想について書きたいと思います!

このイベントは簡単にいうと模擬国連です。
参加者1人につき、1つの国/組織が割り当てられ、その人がその国/組織の代表として、シナリオを基に自国の利益を考慮しながら発言し、最終的な目標(国際社会の問題を解決)を達成するというイベントです。

模擬国連と違う点として、メディアがいることです。参加者のうち何人かはメディア担当として、各国の代表、(教授たちが演じる)市民や専門家にインタビューした映像を流します。その映像を観ながら、さらに解決案を話し合う形式になるため、模擬国連とは少し違ったブラッドフォード大学平和学部独自のイベントになっています。

3/18と3/19の週末2日間かけて行われたこの行事は、2月末くらいから約50人の参加者を先着で募集します。募集の際にはフォームを記入することになっており、メディアを担当したいかなどの質問に答える必要があります。(一昨年のイベントでは大国と小国どちらを担当したいかという質問もあったみたい…)

イベントの事前集会

募集が締め切られた後は、イベント開催前に応募者が集められ説明会が行われます。説明会では自分が担当する国または組織、そして会議で議論される内容がシナリオとして発表されます!

今回のシナリオは
「レバノンにて武力が絡んだ内政上の危機が起きた」
です。仮定のシナリオなのであまり詳しい内容は書けませんが、とても詳細に設定されています。

その後は教授が誰にどの国/組織が振り分けられるかを発表します。
これは完全に教授が自分で決めてます笑 教授に顔と名前が認識されている学生は大国や重大な国を任される傾向があったと感じます…笑

私の担当する国はレバノンと同じ中東地域のオマーン🇴🇲

私の他に日本人は5人参加していましたが、それぞれUAE、EU、イギリス、インド、アメリカと重要な立場を振り分けられていました。

さて、説明会が終わった後はただひたすらにレバノンとオマーンのことを調べます。
レバノンとオマーンにどのような歴史があるのか、国民、経済状況、内政や外交関係などを表面上だけでなく、深い部分まで調べます。さらには他の中東地域や重要国との関係などなど、どこまで調べればいいのか正解が分からないくらい調べます笑

ひと通りを把握した後は、イベント初日で発言する自国の声明を考えます。
調べたことに基づいて、レバノンでの危機に対してオマーンはどのような姿勢でいるのか、ということを文章にして準備しました。

Crisis Game Day 1

朝9:30に集合し、提供された朝ごはんを食べた後、10時から会議が始まります。

当日は洗練された服装をということで、スーツや各国の伝統衣装を身に纏った同期が集まりました。
イベントに対しての緊張もあったので、ずっと興奮状態にでした笑

担当国のオマーン🇴🇲

会議とは別に公式及び非公式の交渉の時間があり、どの国と手を取り合い、どの国に対して批判をするのか、説得し、説得され、裏切り、裏切られなど自国の代表者としてどのように動き、どのように発言するか、常に頭を働かせてながら過ごしました笑

1日目は5時まで約6時間ほど上記のことを続けた(長いっっっ!笑)あとは夜ご飯です!
レバノンにて緊急国連総会を行なっているシナリオなので食事は全部レバノン料理でした!
これがまた美味しかった!!!

夕飯で提供されたレバノン料理

帰宅後は1日目を振り返り、各国がどのような立場と姿勢を見せたのかをふまえて、2日目の会議のために準備をしました。

Crisis Game Day 2

2日目は9時から始まった会議。
1日目と同様、ひたすら会議、交渉を重ねますが最終日のためシナリオに対する解決案を決議しなければなりません。

自国の利益と国際社会の意向を上手くすり合わせなければいけないので、各国の代表も必死でした笑

最終的に平和と安全保障に繋がる解決案が決議され、イベントは無事午後に終了しました。

参加した感想

2日間続けて頭を動かしまくったので、非常に疲労困憊状態に陥りましたか、総じてとても楽しく貴重な機会になりました!

各国の外交関係や国益についても詳しく知ることができましたし、英語力の向上に繋がるとともに、交渉ってこんなにも難しいのか…と自分の不足しているスキルに気づくこともできました。

また国連総会に実際に参加したことのある教授によって開催されているこのイベントはかなり本物の会議と近いように設定されています。今後、国連機関で働きたいと思っている私にとっては国連総会がどのように行われるのか、を知ることができたので将来役立つかもしれない経験になったと思います。

また同じ学部の同期との仲もぐんと深まりました!
たくさん交渉する時間の中で、初めましての方や普段はあまり話さない子ともたくさん話をしました。
休憩時間ではお互いのことを話したりと、新しい交友関係を築くことができ、とても充実した2日間でした!

そして、各国の代表を担当するにあたり、その学生の性格がもろに影響しているのがとても面白かったです!例えば、ヨルダンを担当していた子は性格的にとても気の強い子なため、会議中は色んな国の代表者に噛みついては喧嘩したりなど、あなたの国は絶対にそんな姿勢は見せなくないか?というような場面がいくつもあり、興味深いとともに楽しかったです。笑

ただ!3月中旬というとロンドンキャリアフォーラムまで1ヶ月を切っている中、就活や他の課題もこなしながら、このイベントの下調べや準備をしていたので、異様なほど忙しかったです。
1番精神的にも身体的にも疲れた期間でした。ただただ睡眠時間を削って、みんなで頑張っていた記憶があります…この時期が1番辛かったと友達も言っていました笑

大変ではありますが、とても有意義なイベントでした!このイベントに参加できたこと自体が貴重な経験になったと思います!
ブラッドフォード大学の平和学部で勉強する方は、非常に忙しくなることを承知の上で、ぜひ!参加してほしいと思います!

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