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へらぶな釣りは、魚の気持ちになって考えることと、理論に基づく所作に如何に気を遣うかが釣果に直結する

アラフィフ責任世代のあなたへ

こんばんは。
野のへらぶな釣り心整家(しんせいか)の
佐藤泰東(さとう やすはる)です。

今日は、今年1月10日の記事でお話した
ヘラブナスクールに参加するため


東京の巣鴨に行ってきました。

巣鴨地蔵通商店街入口

巣鴨と言えば、「おばあちゃんの原宿」
なんて言われることもありますね。

とげぬき地蔵尊で知られる
曹洞宗萬頂山高岩寺や
巣鴨地蔵通り商店街があり

散策や食べ歩きが楽しい下町です。

ヘラブナスクールとは?

ヘラブナスクールとは
「へら専科」という雑誌を出版してる

メディアボーイという会社が主催している
座学でのへらぶな釣りのスクールです。

会場は、メディアボーイさんの
オフィスが入っているビルの会議室。

巣鴨駅から徒歩10分ほどの場所にありました。

メディアボーイさんが入っているビル

今回のテーマは、「冬に釣れる釣り方」

まさに今の時期

へらぶな釣りのシーズンとしては
難しい、厳寒期の釣りを

  • どう攻略するか

  • いかに楽しむか

について、

日本全国のへらぶな釣り師達が
釣技を競う

メーカー主催のトーナメントである
シマノジャパンカップで2連覇

マルキューM-1カップで
2度の2連覇という偉業を
成し遂げた経験を持つ

萩野孝之さんが講義をされました。

参加者が少ないのはありがたい!

今回の参加者は
何名かが都合により
キャンセルしたこともあり

私を含めて3名。

それを知った私は
内心大喜びでした!

それは、これだけ少人数なら
講師との距離感も近く

遠慮なく疑問に思ったことを
質問出来ると思ったからです。

萩野さんには、実は1月19日に
釣りフェスの会場でお会い
していました。

(以下の記事には
 書いていませんでしたが・・・)

その際に、翌週のヘラブナスクールに
参加する旨をお伝えしていました。

会場に入ると、萩野さんは講義の
スタンバイをされていたのですが

私の顔を見ると

「先週、釣りフェスで会いましたね」

と、声を掛けてくれました。

私の事を記憶してくださったのが
大変嬉しかったです。

へらぶな釣りはシステムだ

講義の内容は以下の通り
3種類の釣り方のコツ、小技など

ということでした。

今回のテーマは冬の釣り。浅ダナウドンセット、チョウチンウドンセット、段差の底釣りそれぞれのコツ、小技などを紹介したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

出典:講師・萩野 孝之さんからのメッセージ

この文面だけを見ると、
非常にあっさり書いてありますが

実はこの「コツ」、「小技など」

という部分が、非常に緻密で
システマティック
であることが
分かりました。

実際お話を伺っていると

釣りの一つ一つの所作について
何故そのようにするのか

単なるセンスや感覚的なものではなく

全て理論的根拠があるのです。

これまで、メーカーのインストラクターの方の
YouTube動画を視聴したり

へらぶな釣りの入門書などを
読んではいましたが

今日説明された理論は
見たことも聞いたこともない内容でした。

最も衝撃的で、理系卒の私の
好奇心をそそった言葉は

「多くの釣り人は、釣れる
 エサの配合を気にするが

 へらぶな釣りで釣果が
 出るか否かは
 エサ以前に所作の問題である。」

「竿やエサは、あくまでそれを
 サポートするだけ」

というものでした。

所作の一例(かなりマニアックでごめんなさい)

所作というものが具体的に
何を指しているかの一例を挙げると

エサを自分が釣りたい
ポイントに振り込む際

風や水の流れがある場合
どうすれば良いか?

という問いに対して

これまでの私の釣り方は
風があろうが、流れがあろうが

毎回同じポイントにエサが
着水するように振り込みを
していました。

しかし、このやり方では
風と流れの影響で

エサが水中に沈んでいき
エサがタナ(自分が釣ろうとしている水深)に
到達するまでには

自分の正面ではなく
風下或いは下流側に
エサが移動してしまっています。

そうすると、本来自分が
魚を寄せたい範囲外に
魚は散ってしまいますので

結果として釣れる確率が
下がってしまいます。

従って、そのような状態に
ならないように

予め風上側にエサを打ちこみ
上バリについたバラケエサと
下バリについたクワセエサが

タナに到達した時点で
自分の正面に入るように

ハリスが水中で上流側から
弧を描いて最終的にウキの
直下に到達するようにする必要がある。

といった具合です。

コンフォートゾーンを出ることで得た、貴重な学び

この他にも、かなり緻密な
エサの振り込み時の注意点の
話もありました。

もし萩野さんが、今も現役の
トーナメンターであったなら

決して公開しないような話。

このスクールに参加していなければ
決して耳にすることが出来なかった

理論と実績に裏付けされた話の数々。

私がホームグラウンドの釣り場で
ただ漫然と釣りをしていたならば

永遠に知ることの出来なかった
1枚でも人より多く魚を釣るための
技術です。

コンフォートゾーンを飛び出し
勇気を出して参加申し込みして
本当に良かったです。

とはいえ、話を聴いただけで
そんなに簡単に出来る事ではありません。

何度も試行錯誤を繰り返し
考えながら練習して

時間を掛けて少しづつ
自分のものにしていくしかない。

それがへらぶな釣りの難しさと奥深さです。

しかし、だからこそ
生涯をかけても決して飽きることがなく

常に新たな発見が得られ
成長を実感できるのです。

珠玉の言葉「自分主導ではなく、魚主導で考える」

そうそう、一つ言い忘れていた
ことがありました。

前述の、システマティックな話とは
全くの対極をなす言葉
も萩野さんは
仰っていました。

それは、

「自分主導ではなく、魚主導で考える

ということです。

自分が魚を寄せたい
範囲があったとして

そこに技術を使って魚を
誘導しようとしても

必ずしも全ての魚が理屈通りの
行動をする訳ではありません。

そこは、あくまで生き物を
相手にしている訳です。

だから、人間のコントロールの及ばない
行動をすることもあるのです。

そんな時は、魚の動きに
合わせる
のが重要とのこと。

これも、言うは易く行うは難し
であり、私のようなレベルでは

頭では分かったつもりになっても
いざ現場で釣りをしていて
出来るかと言われたら・・・

まず、無理でしょうね(笑) 

娘の受験が一段落して
気持ちにゆとりができたら

今日学んだことを
早速野のへらぶな釣り場で
試してみようと思います。

今日はちょっとマニアックな
話になってしまいました。

ここまで読んで頂き
ありがとうございました。


もし、よろしければ、
私のWebページ

「野こころ」

を覗いてみてください。

野のへらぶな釣り心整家とは何か
なぜ野のへらぶな釣りが心を整えるのか

をお伝えしています。

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