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私の読書について

今日は、クリエイターフェスの特別お題に「#読書の秋2022」があるので、私の読書について、次の視点でお話しようと思います。

  1. 私の読書スタイル

  2. 好みの読書環境

  3. 好きな本のジャンル

  4. これまでの読書遍歴

1.私の読書スタイル

突然ですが、皆さんは本を読むとき、どんな読み方が好きですか?

  • 休日など、まとまった時間が取れる時に1冊の本をじっくり読むか?

  • 通勤時間、会社の昼休み、移動中の電車の中、約束の待ち合わせ時間までの間、家事の合間など、数十分の隙間時間で読むか?

  • 複数の本をあれこれと同時に読みかじるか?

私は、まとまった時間を取って、1冊の本を集中して一気に読み切るのが好きです。勿論、シリーズ物や、1冊でもページ数が多いものだと、どんなに頑張っても1日で読み終わるのが不可能なものもあります。

そういう場合は、何日かかけて読むことになってしまいますが、私はそれでも、1日の時間が許す限り、どっぷりとその本の世界に浸っていたい派です。

今では1日何も予定がないなどという日はほとんどないため、そんな自分の理想とする読書時間を確保するのは不可能なのですが、振り返ると、大学生の頃は、買ってきた小説を自分の部屋に籠って、昼間から読み始めて夜中になるまでぶっ通しで読んでいた。なんてこともありました。

ですが現在は、平日は仕事をしていますから、仕事が終わった夜しか時間がありませんし、例え休日であっても、家事の手伝いや、家族と共に過ごす時間を皆無にして自分だけ一人部屋に籠って本をむさぼり読むなんてことをしていたら、家族から愛想をつかされてしまいますよね。

なので、結局は、一日の中の予定の合間の隙間時間に少しづつしか本を読む時間を確保することが出来ません。

実用書のように、章ごとに内容が完結するような本なら切りがいいのですが、小説だと必ずしもそうはいかず、場面の途中で非現実の世界から現実に頭を戻してしまうので、なんとも興ざめな感じになってしまい、どうもその感覚が気に入らないのです。

もしまた理想的な読書のための時間を確保できる時が来るとしたら、それは子供達が巣立った後、妻も妻で自分のための趣味を見つけ、夫婦がそれぞれ好きなことをする時間を持てるようになる年になる頃・・・

私の場合は少なくともあと7年(その頃は、もうアラカンですよ)は難しそうです(涙)

でも、考えようによっては、読書のための時間があり余るほどあるというのは、もう人生もエンディングに向かっている(他にやることがない、出来ることがない)ということでもありますね。

2.好みの読書環境

私の好きな、本を読む環境はこんな感じです(理想論)。

  • 静かで少し薄暗い室内

  • 暖色系のデスクランプ

  • 天板の広い、ダークブラウンの木製デスク

  • 黒い革製のひじ掛け付きリクライニングチェアまたは背もたれの高さがある、座面が固めの革製のソファ

  • スローテンポのピアノジャズや、ジャズギターの曲が小さな音で流れる室内

  • 豆を挽くところから入れた熱いレギュラーコーヒーが入った大き目の陶製マグカップがデスクに置いてある

上の3番目は、今の自宅の環境では実現していないのですが、それ以外の条件は何とかそろえることができます。

こんな環境で、ゆっくり好きな本を読めたら心が癒されますね。

3.好きな本のジャンル

(1)ここ最近2年では

最近ですと、「自分らしい生き方」、「自己肯定感を高める」、「身の丈起業」、「新しい働き方」、「50歳からの生き方」といったものです。

このような本を読むようになったのは、コロナ禍で在宅勤務が始まった2020年頃からで、今の会社の仕事に理不尽さを感じ、このまま働き続けることに疑問を持ったこと、そして、上司のパワハラや責任過多の苦しさからどうしたら逃れられるかを悶々と考えていたためです。

(2)3年半前~2年前まで

この会社に入社してまだ日が浅かった2019年頃は、管理職として会社から求められているパフォーマンスを発揮し、部下を的確に統率するために必要な知識、「リーダーシップ論」、「戦略参謀としての仕事の仕方」、「短期間で効率よく成果を出すための方法」、「組織論」といったジャンルの本を読んでいました。

これらのジャンルは、好きで読んでいたというより、必要に迫られて知識を習得するために読んでいた、と言った方が正確かもしれません。

(3)3年半前以前

前職で開発コンサルタント(技術系の仕事です)をやっていた頃は、東南アジア、南アジア、中央アジア、アフリカ諸国を対象としたプロジェクトのメンバーとして、頻繁にこれらの発展途上国に海外出張をしていました。

そのため、現地を往復する飛行機の機内で時間つぶしに読む本として、出張の度に成田空港の書店で面白そうな文庫本の小説を買い求めて持参していました。

特に、自分の仕事と同じように、海外を舞台としたビジネス小説が好きで、
黒木亮さんの「アジアの隼」、「トップ・レフト」、「シルクロードの滑走路」、「エネルギー」は、飛行機の中で寝る時間も忘れて読みふけっていました。

また、ハードボイルド小説というものに男のロマンを感じ、藤原伊織さんの作品「ひまわりの祝祭」、「テロリストのパラソル」も読みました。

また、真山仁さんの作品も大好きでした。
特に、昔NHKでドラマ化され、大森南朋さんが主人公の鷲津正彦を演じた「ハゲタカ」シリーズにははまりましたね。このドラマを見て、原作を読んだのですが、ハゲタカ(上・下)、ハゲタカⅡ(上・下)も読み、投資ファンド、企業買収の世界について知り、こんな頭脳集団が世の中に存在して買収劇が繰り広げられているのか、と衝撃を受けた記憶があります。

また、1作品しか読んでいませんが、柴田哲孝さんの、「国境の雪」も読んでいて非常に引き込まれました。エンディングの切なさは何とも言えません。

4.これまでの読書遍歴

小説に限定すると、私が虜になった作者、作品は、自分の成長とその時の興味によって変化してきました。

それらの代表的なものを時系列的に整理してみました。

中学時代:新井素子さん 「あたしの中の・・・」、「絶句(上・下)」、「ひとめあなたに」、「グリーンレクイエム」、他

高校時代:平井和正さん 「幻魔大戦(全20巻)」

20代:宮本輝さん「錦繍」、「流転の海」他
   天童荒太さん 「永遠の仔」
   三浦綾子さん 「氷点(上・下)」、「続氷点(上・下)」
   吉川英治さん 「三国志(1~8巻)」
   新田次郎さん 「孤高の人」、「銀嶺の人」他、山岳小説
   五木寛之さん 「青春の門」
30代~40代:東野圭吾さん、高村薫さん
山崎豊子さん 「沈まぬ太陽」、「白い巨塔」、「華麗なる一族」、「不毛地帯」、「大地の子」、「二つの祖国」
浅田次郎さん 「蒼穹の昴」他
池井戸潤さん「下町ロケット」、「空飛ぶタイヤ」、「鉄の骨」、「ロスジェネの逆襲」、「おれたちバブル入行組」他
司馬遼太郎さん「竜馬がゆく」、「項羽と劉邦」他

1作品しか読んでいない作家も入れると、もっとあります。

これらの作家、作品の中で、最も印象に残っているのは、山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」です。中でも、第一巻のアフリカ編は、特別に感慨深いものがあります。

この作品は、映画化され、主人公の恩地元役を渡辺謙さんが務めたものをテレビ公開したものを観ましたが、見ている間涙が止まりませんでした。

特にアフリカのケニアに左遷された場面では、私もケニアの山奥に長期間出張で滞在したことがあったため、自分と主人公を重ねて感情移入してしまいました。

アフリカでの仕事の大変さは私も現地で身をもって経験しているので、痛いほどわかりました。

そして、そんな辛い日々を過ごしていても、アフリカの地平線に沈む夕日は本当に美しいのです。一日が無事に終わる安堵と、また明日も頑張ろう、という勇気と希望を与える赤く大きな太陽は感慨深いものでした。

どうも途中から内容に脈絡がない思い出話になってしまいましたが、自分の過去を懐かしく振り返ることが出来ました。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。





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