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【平和ビジネスへの道】#1 HOPE SOAP
おはようございます!かほりです。
さて、早速紹介していきます。平和ビジネス事例。
平和ビジネスといっても、個人的には難しいビジネスの構造とかよりも一目でわかりやすいのが好きなので、平和グッズのニュアンスに近いかも。
第1弾は【HOPE SOAP】。WHOが南アフリカで行ったプロジェクトです。
■抱えていた問題
衛生状態が悪い南アフリカ・ケープタウンでは下痢や肺炎・コレラなど様々な感染症で亡くなる命が多く、中でも子どもたちの死亡率が高い状態だった。
衛生状態をよくすることが課題だが、スラム街でのインフラ整備や生活水準の向上などはなかなかお金も時間もかかる…
■着眼点
体内にウイルスが入るのは、多くの場合【手】が経由している。毎日手を洗う癖をつければ問題が解決するのでは?
しかし…どうやって手を洗う習慣がない子どもに毎日手を洗わせればいいの( ^ω^)←なんか古い顔文字出てきた
■解決策
ミニカーやフィギュアなど、おもちゃを中に入れ込んだ石鹸を作った。
そうすることで、普段手を洗う習慣がない子どもでも、中のおもちゃ欲しさに手を洗うようになる。ゲーム感覚で手洗いを楽しめるようになる。
おもちゃ欲しさに、身体や顔も石鹸で洗うようになったとか。南アフリカの子たちが潔癖になっちゃうかも。笑
■結果
感染症発症率が70%減少。
なんと、石鹸での手洗いだけでそんなにも感染症発症率って下げられるんですね!
普通なら、インフラを整えなきゃ、とか、医療が…という話になりそうですが、こういう方法であれば消費財メーカー×おもちゃメーカーのコラボで、新たなビジネス×平和というものが目指していけそう。
これでちゃんと手洗いが習慣化すれば、石鹸の売り上げにもつながるし、感染症での死亡率も下がるし、良いことがたくさんです。まさにHOPE SOAP。
最近新型コロナウイルスなどでも手洗いの重要性が見直されていましたね。
日本国内でも、某ネズミ―ランドのトイレには協賛企業である花王のミッキー型の石鹸があります。
家庭用のものも商品化されていました。ちょっと口の部分が無理やりとってつけた感ありますが、笑
お子さんやファンなら手洗いが楽しくなりそう。
習慣化していない行動でも、何か一つワクワクのモチベーションになるものを挟むことによって、多くの人の命を救うことができるかもしれない。
平和のために企業・ビジネス視点でできることって、まだまだたくさんありそうです。
それでは、今日はこの辺で。
Peace!