【解説編その2】医療従事者が伝える健康診断からわかる事
厚生労働省が提示する
労働安全衛生法に基づく定期健康診断
をもとにお話をさせていただきます。
下のURLから
労働安全衛生法に基づく定期健康診断
の内容を見ることができます
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000136750.pdf
注意
医療従事者の知識をもとに
解説しますが、鵜呑みにはしないでください。
これ、ネットの常識。
⑥貧血検査(血色素量、赤血球数)
血色素量
Hb(ヘモグロビン)のことです。
貧血の指標となって基準値は
男性:13g/dL
女性:12g/dL
この値を下回ると貧血になります。
厚生労働省が示す指針では
7g/dLを下回ると輸血を行う一つの指標となっています。
特別な病気にかかっているか
大けがをするほかには
大血管の手術でも行わない限り
この値になることはありません。
赤血球数
書いて字のごとく
血液中の赤血球の数です。
男性:400万~550万
女性:350万~500万
赤血球数は、さほど重要視されません。
血色素量(Hb)の方が重要です。
MCV,MCH,MCHC
そのほか、検査結果に
これらの項目があることがありますが
この3つは
赤血球数(RBC)とヘモグロビン(Hb)、ヘマトクリット値を使って
計算によって求められるため
重要視する必要はありません。
興味のある人は調べてみてください。
⑦肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
GOT(AST)、GPT(ALT)
それぞれの基準値は
GOT:7~38 IU/L
GPT:4~44 IU/L
GOTは筋肉や心臓、脳など全身に含まれ
GOTが高値の場合
身体のどこかが損傷している事が分かります。
GPTは主に肝臓に多く含まれ
肝臓に障害が起きて肝細胞が壊れると
GPTが血液中に出てきて高値を示します。
γ-GTP
基準値は
男性:80IU/L以下
女性:30IU/L以下
肝臓は薬や毒を無害な物へ分解する臓器です。
お酒に強く反応し、お酒を飲んでいる人は高くなります。
禁酒して、もう一度検査すると
下がっていることがほとんどです。
向精神薬や抗てんかん薬なんかを飲んでも
上がります。
γ-GTPは肝臓だけでなく
胆のうや腎臓や膵臓にも含まれるため
肝臓のみならず、それらの臓器の状態を表す指標となります。
⑧ 血中脂質検査(LDL・HDLコレステロール、TG)
LDL・HDLコレステロール
基準値は
LDLコレステロール:140mg/dL未満
HDLコレステロール:40mg/dL以上
いわゆるHDLが善玉コレステロール
LDLが悪玉コレステロールとか言われるやつです。
HDLコレステロールは
血液中のLDLコレステロールや
血管にこびりついたLDLコレステロールを
肝臓へ運ぶ役割があります。
LDLコレステロールもHDLコレステロールも
どちらも身体には必要なものであり
悪玉でも必要な量があります。
近年では
LDLコレステロール÷HDLコレステロールの式で求められる
LH比が重要であると言われています。
健康な人の基準値は
2.0以下が望ましいと言われています。
TG(中性脂肪)
基準値は
150mg/dL以下
私はこれが260あります。
ほっとくと細い血管詰まります。
高脂血症ってヤツです。
食べ過ぎが原因なので
食事管理と運動を頑張ります。
食べ過ぎ飲みすぎが原因で上がります。
最後に
健康診断の血液検査も
半分、解説が終わりました。
マガジンの最後に
予防策をお伝えしよう思いますので
よろしくお願いいたします。
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