SmartNewsがヒットしている理由
今回はニュースアプリの定番である「SmartNews」について。
まずは運営会社情報から!
◆運営会社情報
・運営会社:スマートニュース株式会社(SmartNews, inc.)
・設立日:2012年6月15日
・ミッション:世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける
・代表取締役:鈴木健氏 / 浜本階生氏
・資本金:45億
・URL:https://www.smartnews.com/ja/
◆サービスにおけるユーザー情報(2017年6月19日時点)
・ダウンロード数:2000万
・チャンネル登録数:3200万以上
・SmartFormat対応媒体数:2000以上
・1日当たりの平均利用時間(DTS):12.2分
・月間アクティブユーザー数(MAU):625万人
・利用ユーザー性別比率:男性6割 / 女性4割
・年齢別利用ユーザー:20代〜40代 5割 / 50代以上 4割
参照:SmartNews Ads Media Guide2017.7-9より
◆立ち上げた理由
2011年に「Crowsnest」というTwitterでのリツイート数に応じて、ニュース配信を行うパーソナライズニュースメディアを立ち上げていた。
しかし、その当時はパーソナライズされたニュースを読みたいという需要が少なく、あまり上手くいっていなかった。そこで現在のジェネラルメディアの方にシフトしたのがきっかけである。
◆ヒットしたと思われる理由
1.シニア層にまで支持される直感的で使いやすいUI
2.圧倒的な配信コンテンツ量
1-1.シニア層の利用率の高さ
上記の画像は2017年1月現在の利用ユーザーの特徴をまとめたものである。20代〜40代の働く世代が半数を占めているが、50代以上の利用率がこれほど高いのはなかなか珍しい。
1-2.直感的なUI
【モデルは新聞紙】
このデザインは新聞紙をイメージして作られた。ページ遷移もまるで本をめくっているのかのようなリッチなUIに仕上がっている。使っていてとても心地よい。ついつい意味もないのにめくってしまう。
【計算されたタブの配色】
「政治」「経済」などのタブの配色は、色相環上で144℃ずつ動かして、色をピックアップしたそうだ。
2-1.圧倒的な配信コンテンツ量
【チャンネルプラス登録者数の多さ】
女性自身やダイヤモンドオンラインなど媒体単位でユーザーが任意で追加できる「チャンネルプラス」の利用者数は3200万人以上もいる。それだけ需要の高い情報が揃っている証拠である。
2-2.圏外でも読める「Smartモード」
【いつでもどこでもサクサク読める】
「Smartモード」にすることにより、圏外でもニュースを読むことができる。通勤時間や休憩時間などの隙間時間によく利用されている。
短い利用時間の中でローディングに時間がかかっていたら、使いたいと思わない。(どのアプリにも共通ですが。。)そのことを考えると実に合理的な機能である。
◆ジェネラルメディアの真骨頂
先程も説明したが、「チャンネルプラス」の利用者数は3200万人以上もいる。なぜそれほど多くの人が登録しているのか。それはユーザーが必要として情報を取り揃えているからである。ここに「SmartNews」が支持されている理由があるのではないかと思う。
一度「Crowsnest」というパーソナライズニュースメディアで上手くいかなかった。それはユーザーが求めている情報を配信できていなかったことになる。
つまり、自動でパーソナライズされた記事を読むのではなく、ユーザー自身が自由に配信媒体を組み合わせて、自分オリジナルのニュースメディアを創ることができた。それによりユーザーの求めている質の高い情報を提供できたのがヒットした理由ではなのかと思う。それが実現できたのは、圧倒的な配信コンテンツ量があるからである。
◆まとめ
・ユーザーが自由にオリジナルメディアが創れるほどのコンテンツ量があること
・ユーザーが毎日利用しても快適なUI設計ができていること
スマートニュースの掲げているミッションである「世界中の良質な情報を必要な人に送り届けている」の実現に向けて、これからも更に飛躍し続けるでしょう。
◆APPのダウンロードはこちら
・iPhone / iPadはこちら
・Androidはこちら
◆参考サイト
・「SmartNews」サービス紹介サイト
・SmartNews Ads Media Guide 2017.7-9
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