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成果にこだわる習慣をつくる「20」のチェックリスト! 〜スタートアップの経営者・マネージャー向け〜

こんにちは、つるちゃんです。株式会社STANDARDでCTOをしている者です。弊社は「ヒト起点のデジタル変革をSTANDARDにする」というミッションを掲げて、3年弱で350社以上の企業におけるDX推進支援をしています。


最近、オフィスを解約する企業や、リモートワーク中心でオペレーションをまわしてく組織が増えていますね。

リモートワークが普及し始めると、「プロセス」ではなく「成果」を重視する評価方法になっていく気がします。つまり、個人としもチームとしても「より成果を出す」ことが求められます。では、どうしたらよいのか。。。

かの有名なピーター・ドラッカーは、『経営者の条件』という本でこう述べています。

成果をあげることは一つの習慣である。習慣的な能力の集積である。」 

成果をあげる能力というのは、成果を出すまで行動を積み重ねることができるか?その行動の習慣が作れるか?ということなのです。

今回のnoteでは、成果を出すための行動を踏み出すための問いかけを、20個のチェックリストにまとめて解説してみました! 

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特に、スタートアップの経営者やマネージャー向けに書いていますが、誰しもが習慣化すべき問いかけです。

この20個の問いかけを、習慣化することで、成果にこだわることが出来るようになります(たぶん)。ここからは、一つずつ解説をしていきます!

自分自身も全部完璧にできている訳ではないので、自戒を込めて書いています...笑



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1. ゴールイメージを具体的に持てているか?

当たり前ですが、目標の見えないまま突き進むのは、非効率です。目標への解像度が低いと、達成可能性が低くなります。

ゴール地点を"具体的に"頭の中でイメージ出来るレベルまで解像度を上げていきます。人間は、イメージできないものは、アクションできません。

最終着地点をみすえながら、全体像や構造を把握した上で、いまここに集中して実行する。そうすることで、足りない物がよりクリアに見えてきます。


2. 目標設定への納得感があるか?

ミッションやビジョン、売上、利益などの上流部分は、経営側で決めるケースが多いでしょう。その決めた目標への納得感がなければ、その目標が達成される確率は低いです。

目標を自分ゴト化させるためには、自分自身で納得した目標設定をする必要があります。KGIを、KPIまでブレイクダウンするところは任せて、その数値を経営とすり合わせて、納得感の醸成を行います。


3. 役割分担を明確にできているか?

全体像・ゴールが明確になったうえで、役割分担を決めていきます。ここが曖昧だと、責任のなすりつけあいや、タスクの放置が起こってしまう場合があります。

だれが、なにを、いつまでにやるのか?を全てのタスクに設定し、説明責任・実行責任を果たせるようにしていきます。


4. 正しく伝わっているかを何度も確認しているか?

思考を言葉にした時点で、情報量は半分以上カットされています。自分が思っているように伝わっているかどうかを念入りに確認するこが必要です。

ビジネスにおけるコミュニケーションとは、相手との認識のズレをなくしていくことと定義することもできます。特に、ミッションやビジョン、行動指針など、会社の根幹に関わることは、飽きられるぐらいまで何度も何度も伝えていきます。


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5. 会社を次のフェーズに持って行けているか?

現状に満足して現状維持を選択することは、衰退のはじまりです。自分は止まっていても、世の中はもの凄いスピードで進んでいます。

気を緩めずに、自社を次の"フェーズ"にもっていく意識をしていきます。そのために、何をすればいいか?リスクヘッジするべき事は何か?を考え続けます。

マーケ・セールス・プロダクト・採用等、それぞれ、何が10x思考か?逆に、線形成長思考は何か?を議論したうえで、自社の次のフェーズを定義して実行していきます。


6. 半年/1年後の課題解決に取り組めているか?

普通に仕事をしていると、ついつい近視眼的になりがちです。経営者やマネージャーは、より未来を見ている時間を長くする必要があります。現場のオペレーションは部下にまかせて、上記の課題の対策を考えられるのが理想的です。

課題も先に気がつけば、対策を打つことが可能になります。手遅れになる前にリスクを察知するために、1歩、2歩先を歩いている先輩に聞くも良い施策です。


7. ボトルネックを把握し、レバレッジがかかる仕事ができているか?

マネージャーの役割は、全体のスループットをあげることです。どうでもいい所を改善してても、スループットは全体最適されません。将来どのような事がボトルネックになりそうかを考え、それを事前に潰せることが理想的です。

業務プロセスの全体像や、構造をメタ的に把握し、どこがボトルネックになるか?を観察していきます。

中長期で考えた時には、特に、社員のスキル不足やマネージャー不足がボトルネックになりがちです。そのために必要な人材採用計画や、育成計画を事前につくっておかないと、事業成長のスピードに組織が追いつかなくなってしまいます。


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8. マーケット変化に合わせて、自社の提供価値を定義できているか?

ユーザーは常に変わっていくので、ニーズを把握しつづける必要があります。最初のコンセプトとはずれてくものです。

スタートアップ界隈ではProduct Market Fit(PMF)という言葉がよく使われますが、PMFは一度達成したら終わりという一過性のプロセスではなく、継続的・持続的なプロセスです。


市場環境も半年・1年もたてば、競合等がでてきて大きく変わります。そのなかで、自社の提供価値は何か?を明確に定義しておくことは欠かせません。そうすることで、社内でブレがなくなり、自身をもって商品を売ることができるようになります。



9. チームの全員が目的を意識できているか?

スタートアップは常にリソースが限られています。時間対効果を高め、限られた時間で多くのことを学習できたチームが勝ちます。

そのためには、より上位の目的から逆算して仕事をしてもらう意識づけが大切になります。逆に、これができていないと、上司が細かい意志決定をしなくてはいけません。目的を共有し、自律的に実行・意思決定できるチームをつくり、本当に大切なことに収集できる状態をつくる必要があります。



10. 最重要目標にフォーカスできているか?

やったほうが良い仕事というのは、たくさんあります。会社として、今何に一番フォーカスするべきか?を決め、1歩ずつ着実に進んでいきましょう。

やりたい事は沢山ある中で、一番重要なことはこれ!と言う。それ以外はそこそこでいいから、重要でレバレッジがかかる仕事をきちんとこなす事が大切です。

みせかけの仕事に時間を使わないようにして、正しい方向に進んでいきましょう。


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11. 仕事の基準を高められているか?

神は細部にやどるというのは、その意識が、他の所にも出てくる事を指していると思います。まぁこんなもんでいいか…という妥協をする意識があると、それが他の所にもにじみ出してきます。

自分を律し、顧客が満足するレベルを超えたアウトプットを出す責任を追う。その姿勢は部下にも伝わり、会社全体としてのアウトプットの質が高くなります。

また、仕事の質のチェックは、できるだけ上流で済ませておくと、後戻りが少なくなって効率的に仕事を進められます。



12. お客様目線で価値あるサービスを作れているか?

プロダクトアウト思考ではなく、本当にお客様に必要なのか?を常に考えて生きます。ユーザーの都合より、自社の都合を優先してしまうのは最悪です。少し上手くいくと、これも必要だろうという机上の空論で進めてしまうことがあるので、"常に"この意識を持つことが重要です。

またこれは、お客様の声を全て聞けという事ではありません。インサイトを見抜き、どんなジョブを解決したいのかを見定め、価値づくりをしていくプロセスのことを指しています。



13. 価値認識のズレを確認しているか?

自分達が価値と認識しているこが、必ずしも相手の価値につながっているかどうかは分かりません。自社の提供と、顧客が知覚する価値が等しいかどうかをチェックします。

顧客の行動・顧客へのヒアリングを、最低でも週に1回以上して、提供価値と価値認識のズレを減らしていきましょう。



14. 再現性を持ったデリバリー環境をつくれているか?

マネージャーは会社の中にアセットを積み重ねていくことが求められます。アセットというのは、将来のキャッシュフローを生み出すものと定義します。

事業活動の中で、重要なアセットの一つに、高品質なデリバリーができる再現性のあるオペレーションが上げられます。

業務プロセスを整備して、再現性のあるオペレーションが実行できるようにする。そして、そのオペレーションが常に改善できるようも、目標設定・効果測定をしていくことも重要です。


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15. 実行される組織づくりが出来ているか?

戦略や計画は、実行されて、初めて価値に繋がります。そのための、実行される組織づくりがマネージャーには求められます。

1. フォーカスするものを決める
2. 先行指標を決める
3. 行動をうながすスコアボードをつくる
4. アカウンタビリティのリズムをつくる

『戦略を、実行できる組織、実行できない組織』という本によると、上記の4つのポイントが、実行できる組織には欠かせないと書いてあります。


16. 自分がボトルネックになっていないか?

経営者やマネージャーが、末端の仕事にとらわれ重要な仕事に着手できなかったら、会社は伸びません。ボールをいつまでも持っていないように。持ったらすぐパスできるような組織を作りましょう。

また、中長期で考えた時に、事業成長のスピードより、自分の成長スピードが大幅に遅いと、自分自身がボトルネックになってしまします。



17. 部門をまたがった調整を積極的に行えているか?

部門をまたがる必要がある仕事は、放置されがちです。積極的に、浮いているボールを拾い、パスを出していきましょう。

ボトルネックは、役割と役割のつなぎの部分にある場合が多いです。これを積極的にみつけ、解決のために実行していくことは非常に重要になります。



18. メンバーが最大限の能力を発揮できる環境を作れているか?

事業推進に不要なこと以外に、頭を使わなくてよい状況。すなわち「コトに向かう」ことができる状態を作り出しましょう。阻害要素は大抵の場合、人間関係かモチベーションです。

人間関係のトラブルをできるだけ減らし、モチベーションが衛生要因で下がらないような環境づくりをしていきます。


19. 業務プロセスの可視化・数値化ができているか?

全体像と構造を理解することで、事業のどこにボトルネックや課題が生まれているのかを把握しやすくなります。

プロセスの構造を理解し、目標や指標を定め、社内コミュニケーションを促進することで、チームのパフォーマンスを高めることができます。

これを実現するために必要なITツールの使い方や、デジタル知識、データリテラシーは、誰しもが持っておくべきスキルです。


20. 行動が変わるフィードバックが出来ているか?

フィードバックの目的は、行動が変わることです。行動変容に繋がるメッセージを、どうすると伝えられるか?を考える必要があります。

・行動に至るためのハードルがなにか?
・それはなぜか?
・どうすると乗り越えられるか?

行動の選択肢は、ある程度気づいているいる場合が多いです。経営者・マネージャーの役割は、背中を少し押してあげることなのです。


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以上、いかがでしたでしょうか?ぜひ感想をツイートして頂けますと幸いです!

(重要)👉 もし参考になったと思って頂いたら、ぜひ社内のマネージャーやメンバーにこの記事を共有して頂けると嬉しいです!

私自身も、「あっ全然できてない...」と思うことも結構あり、習慣化が足りていない様です...笑

ちなみに、習慣は平均66日の繰り返しによって作られるそうなので、66日間毎日この20個の問いかけをしていたら、最強になれるかもしれません!


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〜 コラム 〜

Macで絵文字を打ちたい時は、「control + command + スペースバー」を押すことで、絵文字ウィンドウが出てきます!(最近知った💡笑)

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(参考:https://support.apple.com/ja-jp/HT201586)

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鶴岡 友也/BLUEPRINT Holdings CTO
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