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【公認心理師・臨床心理士試験対策】合格者が教える筆記試験編

公認心理師試験まであと12日となりました。あと約1週間、何をすれば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、公認心理師試験までの残り1週間の過ごし方について、具体的な方法をご紹介していきます。

この記事を読む前にまずこの「はじめにお読みください」に目を通していただければと思います

臨床心理士試験を受験される予定の方へ
半年後の臨床心理士試験に向けて、すでに勉強を開始されている方もいらっしゃるかもしれません。今回の公認心理師試験対策が、今後の臨床心理士試験の勉強にもつながるヒントになれば幸いです。

この記事の使い方
この記事では、公認心理師試験に焦点を当てて解説していきます。臨床心理士試験に関する情報は、後半にまとめていますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

まずは、公認心理師試験の残り1週間をどのように過ごせばよいのか、具体的な方法をいくつかご紹介します。それから、試験当日の気休めセルフケアの方法もいくつかご紹介します。これらの方法はあくまで参考として、ご自身の状況に合わせて調整してみてください。


1.公認心理師試験残り1週間の過ごし方

1-1.やりがちなこと4選

その1:なぜだか思い立って部屋の大掃除
「なぜだか思い立って部屋の大掃除をしたくなる」という経験は、誰しもあるのではないでしょうか。精神的なプレッシャーを感じている時、物理的な空間を整理整頓することで、気持ちもリフレッシュし、心が整理されるように感じるからです。

しかし、掃除を始めると、昔の写真を見つけて懐かしくなってしまい、ついつい時間を忘れてしまうこともあります。せっかくの大掃除が、勉強の妨げになるのは本末転倒です。

その2:気分転換に見始めてやめられないSNSや動画
集中力が続かず、「ちょっとだけ」と思ってSNSのショート動画やサブスク動画を見始めると、あっという間に1~2時間が経ってしまうことってありますよね。試験まであと1週間しかない今、そんな時間を無駄にするのはもったいないです。

分かっていてもやめられない、そういう場合は思い切って、1週間だけ動画アプリをアンインストールしてしまうのも一つの手です。

その3:新しい文房具を揃えるのは楽しいけれど…
新しい文房具を使うと、気分転換になったり、勉強へのモチベーションがアップするなど、良い効果が期待できます。しかし、新しい文房具には、思わぬ落とし穴も隠されているかもしれません。

例えば、新しいペンにまだ慣れていないために試験中に書きにくさを感じたり、シャーペンの芯が折れてしまったりするといったトラブルが起こる可能性があります。また、派手なデザインの文房具は、集中力を妨げる原因になることもあるので注意が必要です。

新しい文房具を使いたい場合は、試験前に十分に使い込んで、その文房具に慣れておくことが大切です。試験本番と同じ環境で練習することで、本番でのトラブルを最小限に抑えられます。

その4:睡眠時間を削ってまで勉強する
試験が近づくと、どうしても焦って少しでも多くの時間、勉強したくなりますよね。特に完璧主義な人は、すべての範囲を完璧にマスターしたいという気持ちから、睡眠時間を削りがちです。

しかし、睡眠不足は、集中力の低下や記憶力の低下、イライラや焦燥感といった、さまざまな悪影響を及ぼします。結果的に、パフォーマンスが下がり、かえって効率が悪くなってしまう可能性も。

大切なのは、質の高い睡眠をしっかりとることです。十分な睡眠をとることで、記憶の定着を促し、翌日の勉強に備えましょう。

1-2.やっていはいけない3つのこと

その1:新しい参考書に取り組む
試験直前に新しい参考書に取り組むのは、おすすめできません。新しい知識を定着させるには、ある程度の時間がかかります。試験まであとわずかという状況で新しいことを始めると、かえって不安や焦りが募り、今までの学習内容が曖昧になってしまう可能性もあります。

残りの期間は、これまで学習してきた内容の復習に集中しましょう。理解が不十分な箇所を徹底的に復習することで、自分の実力を最大限に引き出すことができます。

その2:他の受験生と自分を比較する
周りの人が長時間勉強している姿を見ると、焦ってしまい「私ももっと頑張らなきゃ!」と思ってしまうかもしれません。しかし、他の受験生と自分を比べることは、かえって自分のペースを乱し、パフォーマンスを下げてしまう可能性があります。

あなたはすでに、高校受験、大学受験、大学院受験といった難関を突破してきた経験があります。これらの経験は、あなたが厳しい競争を勝ち抜く力を持っていることを証明しているのです。過去の自分の実績を思い出してください。他の受験生と比べてよかったことはあったでしょうか?

大切なのは、過去の自分と今の自分を比べることです。今のあなたは、過去の自分よりも多くの知識を身につけているはずです。この成長を自信に変え、試験に臨みましょう。

その3:連日の徹夜
睡眠不足は、集中力や記憶力、思考力を低下させ、ミスを招きやすくなることは言うまでもありません。せっかく解けた問題も、マークシートの記入ミスで失点してしまうなんてことになったら、本当に悔しいですよね。

さらに、体調を崩したり、試験中に眠気が襲ってきたりすることも考えられます。睡眠不足は、パフォーマンスを大きく下げる原因となります。

1-3.おすすめの過ごし方 3選

その1:ブループリントを見直そう!
これは私の実体験ですが、公認心理師試験の前夜、なんとなくブループリントを見直しました。その年は、思っていた以上に法律に関する項目が多くて仰天しました。長期間、勉強していると、どこが出題されやすいか、つい見失いがちになります。

そこでおすすめなのが、試験の1週間前にブループリントを見直すことです。1週間あれば、これまで学習が足りていなかった部分を補強する十分な時間があります。

ブループリントを参考に、出題傾向を改めて確認し、重点的に復習する項目を絞り込みましょう。そうすることで、試験本番に慌てずに、自分の実力を発揮できるはずです。

その2:脳・神経の働き、法律・制度関係を重点的に復習しよう!
臨床心理の勉強をしていると、事例問題は得意だけど、脳の仕組みや法律・制度といった基礎知識に不安を感じる方も多いのではないでしょうか?

私たちは、脳・神経の働きや法律・制度に関する知識が弱い学生達を多く見てきました。これらの分野は、事例問題を解く上でも重要な基礎知識となります。

最後の1週間は、脳・神経の働きと法律・制度関係の復習に集中することをおすすめします。 特に、法律・制度については、最新の改正点に注意して学習しましょう。

これらの分野をしっかりと理解することで、試験本番でより自信を持って解答できるようになるはずです。

その3:試験前日は同期とクイズ大会でリラックス!
一人で黙々と勉強するのも大切ですが、試験前日に同期と軽いクイズ大会を開くのもおすすめです。

クイズを通して、これまでの学習内容を復習できるだけでなく、仲間との交流を通してリラックス効果も期待できます。もしかしたら、クイズで出てきた問題がそのまま試験に出ることもあるかもしれません。

クイズで盛り上がったことを思い出しながら試験に臨めば、緊張がほぐれ、いつもの自分が出せるはずです。

ここまでのまとめは以下のとおりです。

ここからは、試験当日の心を落ち着かせるコツや、臨床心理士試験に向けての勉強法について紹介していきます。


2.試験当日、心を落ち着かせる5つのコツ

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