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Privacy Talk

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「Privacy Talk」は、Privacy by Design Labが日本のプライバシーバイデザインの先駆けとして立ち上げた、国内外の専門家のインタビューメディアです。 デ…
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#ガバナンス

AIと人の関係性と未来に向けて共に歩んでいくためにできること

※このインタビューは2024年2月5日に収録されました 政府組織でもAIを利用した新しい取り組みが広がりつつあります。 今回は米国政府で広く要職に就き、AI関連の取り組みの推進にも尽力されたパメラさんに、米国政府のAI推進についての取り組みとガバナンスの重要性についてお伺いしました。 前回の記事より 信頼できるAIを実現するためにプライバシー保護でできることPamela: 最後にAIがどのようなパフォーマンスを導き出すのかということです。よくビジネスパフォーマンスとい

米国エネルギー省がAI導入を推進するために取り組んでいたこと

※このインタビューは2024年2月5日に収録されました 政府組織でもAIを利用した新しい取り組みが広がりつつあります。 今回は米国政府で広く要職に就き、AI関連の取り組みの推進にも尽力されたパメラさんに、米国政府のAI推進についての取り組みとガバナンスの重要性についてお伺いしました。 前回の記事より 米国エネルギー省がAI導入を推進するために取り組んでいたことPamela: 私がエネルギー省で仕事をしていた際に重要だと考えていたのは組織のガバナンスであり、私が倫理的な

AI監査を実施するために求められるスキルと検討要素

※このインタビューは2024年2月5日に収録されました 政府組織でもAIを利用した新しい取り組みが広がりつつあります。 今回は米国政府で広く要職に就き、AI関連の取り組みの推進にも尽力されたパメラさんに、米国政府のAI推進についての取り組みとガバナンスの重要性についてお伺いしました。 前回の記事より 米国特許商標庁でAI利用を推進していた理由Pamela: 米国特許商標庁ではアプリケーションエンジニアリングと開発に関する部署のディレクターを務めていました。この部門での

インターネットの美意識を覆す戦い:なりたい自分になるためのプライバシー

インターネットビジネスが誕生した初期から、プライバシーとデータ利用の議論は続いています。 インタビュー第一弾は、シリコンバレーでデータプライバシー問題に初期から取り組んできたMichaelさんにスタートアップ文化とプライバシーに関するこれまでの歴史を聞いていきたいと思います。 Kohei: みなさん、本日は Privacy Talk にお越しくださりありがとうございます。今回の Privacy Talk はシリコンバレーから Michael さんと繋いでいます。Micha

GDPRと米国連邦法から考える国際協調の課題

※インタビューは2021年2月17日時点の内容です。インタビュー記事であり、法的なアドバイスを提供するものではありません。 欧米を始めとして、個人のプライバシー保護の機運が高まっています。 米国と欧州のデータ保護法に関する動きをシンクタンク Future of Privacy Forum のディレクター Gabriela さんにお伺いしました。 Kohei: 国を越えるデータ移転の話と合わせて、GDPR が施行した以降の話をお伺いしたいと思います。 GDPR の違反企

欧州米国間のデータ保護の議論とPrivacy Shieldの次の選択肢

※インタビューは2021年2月17日時点の内容です。インタビュー記事であり、法的なアドバイスを提供するものではありません。 欧州と米国ではデータ保護に関する議論が加熱しています。 日本にも影響がある越境データ移転のこれまでの動きを米国のプライバシーシンクタンク Future of Privacy Forum のディレクター Gabriela さんにお伺いしました。 Kohei: Privacy Talk へようこそ。今回はアメリカのミシガンから Gabriela さんに

信頼のパートナーシップを増やすために社会全体でできること

国境を越えたデータ流通を実現するためには信頼関係がより重要になります。 国際データ流通とトラストを考えるために必要なことをジョージワシントン大学の Susan 先生にお伺いしました。 国境を越える米中データプラットフォーマーに抱く懸念Kohei: 米国と中国はテクノロジー産業においても、ここ数年で関係性に大きな変化が起きました。 昨年問題になった TikTok の件は日本国内でも話題になりました。メディア Barrons に掲載されたスーザン先生の記事で、中国と米国の国

人権とデータガバナンスの議論に加え、データの所有者が誰かに目を向ける

国境を越えた個人データ流通が進んでいます。 安全なデータガバナンスを考えるために必要なことをジョージワシントン大学のSusan先生にお伺いしました。 Kohei: Privacy Talkへようこそ。今回はスーザン先生をワシントンDCからお招きしてお伝えします。 2021年は各国が協調し、国別にデータガバナンスの仕組みを整える一年になりそうです。今日はデータガバナンスと国際連携に関して、スーザン先生にお話をお伺いします。スーザン先生、よろしくお願いします。 Susan