教育でのブロックチェーン活用 2024最新事例
今回はブロックチェーンの教育現場での状況、および教育にブロックチェーン技術を活用している最新事例を紹介します。国内外で無料公開講座やデジタル学位証明書、NFTを活用した学修歴証明書など、様々な取り組みが展開されています。
①東京大学のブロックチェーン講座
東京大学は、ブロックチェーン技術の基礎から応用までを学べる無料の公開講座を実施しました。2024年4月から12月まで毎週に開催され、オンライン参加も可能です。内容はBITCOINやEthereumの理解から、活用事例の文政、実践的なアプリケーション開発まで多岐にわたります。受講者は学生や社会人を問わず、約7,000人が参加しています。受講証(SBT)の発行や専用Discordでの交流もあり、学びやすい環境が整っています。
本年度の受講申込は締め切りとなりましたが、来意年度の実施も予定されています。
②MIT、学位証明のデジタル化と公開講座
マサチューセッツ工科大学(MIT)は、ブロックチェーン技術を教育分野で先駆的に活用しています。2015年からデジタル卒業証明書の発行に取り組み、2017年には111人の卒業生にスマートフォンで受け取れる電子学位証明書を提供しました。この取り組みでは、Bitcoinブロックチェーンを利用し、改ざん防止と容易な検証を可能にしています。さらに、MITはブロックチェーンに関する全24回の講義をYouTubeで公開し、技術の基礎から商用化、公共政策への適用まで幅広いトピックをカバーしています。
③千葉工業大学:国内初のNFT学位証明書発行
千葉工業大学は2022年8月、株式会社PitPaと共同で国内初となるNFTを活用した学修歴証明書の発行を開始しました。このNFT証明書は、ブロックチェーン技術を用いて改ざんを防止しつつ、学生のプライバシーにも配慮した設計となっています。証明書はPolygonブロックチェーン上でNFTとしてmintされ、国際規格に準拠しているため、グローバルでの活用も可能です。学生は仮想通貨ウォレットで証明データを管理でき、就職活動や海外留学時に学びの成果を幅広くアピールすることができます。
以上となります。
これらの事例は、ブロックチェーン技術が教育分野で新たな可能性を開いていることを示しています。今後のデジタル社会で私たちの学び方や社会との関わり方にどのような影響を与えるのでしょうか?
■株式会社PBADAOについて
代官山にNFTギャラリーを構えるNFTスタジオ兼システム開発会社。自社に、アーティスト、クリエイター、エンジニア、コミュニティマネージャー、マーケターを擁し、多種多様なNFTプロジェクトを展開している国内最大級のブロックチェーン企業です。
■TORMO(とるも)のご紹介
既存サービスにも簡単に追加できる、秘密鍵がいらない、かんたんで使いやすいウォレットソリューションです。生体認証を通じてブロックチェーン上での取引を簡単に可能にします。
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お問い合わせフォーム:https://pbadao.com/contact
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