アレクサンダーテクニーク② 順子さん

2023/08/05 順子さん

【テーマは上半身】

・姿勢を安定する筋肉を理解しよう

(抗重力筋と主要姿勢筋)

参考

https://yogajournal.jp/4148


人間の内臓は、おっもい。

何もしないと、内臓が収められている身体の前側に倒れていく。

身体を「後ろ側に」起こす主要姿勢筋と、それらと拮抗して「身体を安定させる」抗重力筋が発動することで、身体は安定して姿勢を作る。


目を閉じると筋肉をどう感じるかな?
前と後ろ、どちらに厚みがあるかな?


・腹筋と内臓のイイ感じの関係

お腹を固めるだけで、身体の調子は悪くなる。内臓から脳に戻る信号が、内臓の安全感を損なう。(胃腸がわるい人が陥りやすい。過敏性腸症候群)


・音楽家は腹直筋のフィードバックを活用し過ぎる。表層からの情報。

意識すべきは、もっと内側にある筋肉。(腹横筋と腹斜筋)


・息を吐くために腹横筋と腹斜筋を限界まで使ったら、肋骨と骨盤は近寄る?

脊椎は縮む必要はない。肋椎関節が働いて、脊椎のカーブが増えることで、肋骨と骨盤は近づいて良い。

★呼吸のためのゾンビラジオ体操

×(腕を肋骨に押し付けて)胸を開く

→腕を肋骨の上で前にあげよう


★起き上がりエクササイズ

腹直筋を使いがちな人へ。

ねる→片脚をもつ→腕を脚で釣る→脚を伸ばす、脚を伸ばすことで身体を連れていく→脊椎の上から順番に付いていく→腹横筋と腹斜筋で身体が逃げないように安定させながら、脚を更に伸ばしていく。

※腹直筋を使いすぎる人は起き上がれない。腹直筋に、そこまでの力は無い。


・人間の体の重力はどこにある?

参考:重力と姿勢(wam net)

重さの中心になるので、骨盤の中心。物体の重心の位置は下げられない。

人間は指示規定面の範囲内に重心を収める、という作用(反射)がある。


・ホルン奏者 音楽と身体の反応

処方箋:プランのアップデート。

①右手をフリーにする→右腕にプランを持った時にどう違うか。

②(プランの追加)ブレスと関節の動き、全体性を取り戻していく。演奏しながら、身体がどうなっているかを観察して、全部の動きを見てみる。

③鼻が閉じやすい→ソルフェージュと息の連動のエクササイズ。ハミングをしてみる。頭の上の方の動きをもう少し感じていく。(ビビると閉じていく。鼻腔と軟口蓋を閉じることで危険を回避する方向に動いている)


鼻抜けの原因

①筋力が弱い人(2割)→基礎体力

②鼻の後ろを意図的に固める人(8割)→使い過ぎにより、自然に反応しなくなり、バカになる。


エクササイズ(安全な状態を)

・良い匂いをかぐ

・笑っちゃう


③ゆるい息の流れの中で、空いたね、閉じたね。を取り戻していく。(強い息は強固に反応しやすい)


④ゆるい息から息量を増やしていく。

ろうそくを揺らめかせておいてから、消す。(段々と負荷を掛けていく。息の吐き方を工夫するようになる。)



★息の探求エクササイズ

・吐くとき腹横筋と腹斜筋を張る

犬の呼吸→ア、ア、ア、ア、ア

・吐きながら、脊椎のS字が戻っていく。安定する。

☆今日のきづき:筋肉は量で考えよう。どこを使うか、によって繊維の量が全然ちがう。脚、尻、背中。

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