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スタンバイ神田、完全に沈黙?ドル円は年初来高値更新、ユーロ円も2008年以来水準!日経平均は金利高嫌気で上値重い【11月13日】

スタンバイ発言を信じて151.50円で利食いしたのに、年初来高値を超えても何もなしとは…完全に沈黙!まぁ何もないことがかえって不気味な感じもします。噴き上げたら介入あるかもしれないので、慎重に押し目を狙うスタンスは変わらないでしょう。

ちなみに、税金滞納問題で髪のある方の神田(憲次)財務副大臣が辞任しましたが、為替介入でお馴染みの髪のない方の神田(眞人)財務官とは別人ですからね。混同しないように!

それでは、簡単に今日の為替相場と今後の展望について解説していきますので、よろしくお願いします。ブログのバナー活用もオネショス↓

◆企業物価を見ると日本のインフレはピークアウト!円売り継続へ…

今週は債務上限問題もありますし、ムーディーズも米国債格付けの見通し引き下げということで、時間切れでシャットダウン(政府機関閉鎖)となるなら、債券安(金利は上昇)からのドル安・株安といったトリプル安もあり得るだけに、そんなにドルだけ買ってられるかい!といった感じではあるんですけどね。

なので、やはり押し目を待つしかないのかなといった印象です。今日の指標を見ても、そこまで相場を動かす材料はないですし↓

とりあえず、ドル円の押し目をじっくり待つという判断に変わりはないでしょう。為替介入はなさそうな雰囲気ですが、あれば絶好の押し目チャンスですので、まずはそれを待てば良いでしょう。

ちなみに、週明けの円安については、米金利が下がらないことや、神田財務官が沈黙していることもありますが、今朝の🇯🇵国内企業物価指数が前月比−0.4%と予想(0.0%)を大幅に下回ったことも影響しているでしょう。

前年比でも、2021年2月以来、初めて1.0%の大台を下回っており、これだけ弱い数字が出てしまうと、日本のインフレ率はそうそう高まらないことも明らかであり、インフレターゲットとなる消費者物価指数(CPI)が2%を上回る水準を維持するのは難しいのかなと。

そういった意味で、やはり日本の利上げは遠く、当面は金融緩和、低金利が続く可能性が高いということで、改めて円売りは根強いと思われます。

◆ひたすら為替介入待ち!ユーロ介入はあくまで噂レベルか?

為替介入マダーって感じですね。基本的に押し目待ちの姿勢に変わりはありません。

ドル円(日足)チャート

トレード戦略は引き続き変わりありません。ドル円は150.80円、149.20円、147.60円レベルに軽めに指値しておくだけでしょう。ズルズル垂れてくれば、様子見ながら手動で追加するだけですしね。

テクニカル的には、21日移動平均線(150.305円)のある150.00〜150.30円あたりでも追加したいところではあります。まぁこの辺は手動ですね。

上値は年初来高値更新を更新し、いよいよ152.00円がターゲットとなっています。まぁこの前後では思惑的な売買もあり、アルゴの急激な動きも想定されるだけに警戒が必要です。余計なことはせずに、垂れるのを待ちたい。

ユーロ円(日足)チャート

また、ユーロ円も2008年以来の高値水準。もし、ドル安が重なるようなことがあれば、もう一段もあり得るわけで。こうなると、一時噂されていたユーロ介入もあり得なくはないですが、ユーロドルのレートを見ると1ユーロ=1.10ドルを下回る歴史的ユーロ安水準なわけで。

通常のドル円への為替介入だとドル売り・円買いのトレードになってしまうので、一部学者筋からはユーロ円介入の方が良いという話もありますが、いかんせん玉がないように思います。まぁユーロ円介入はあくまで噂レベルかなと思います。

ユーロは売られすぎており、予算をめぐって米国の政情不安もありますから、こちらも押し目を狙うのはありか。ただ、流石に高値から突っ込んでいくのは難しく、162円台割れの161.60〜161.80円ぐらいで軽く押すぐらいでしょう。目先安値の161.30円割れの161.20円で浅めに損切りで。

ま、とにかくドル円もユーロ円もズルったらコツコツ買ってスワップの旅を楽しみましょうということで↓


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