SDGs時代への進化─マクドナルドとコカコーラの持続可能性への道
今日も食品業界から見る社会の動き。。。馴染み深いアメリカンブランドの話・・・
マクドナルドの場合
1999年、サンディカリスト(労働組合員)のジョゼ・ボベというフランス人がロックフォールに近いミヨ村のマクドナルドを襲撃したことがあります。これは当時アメリカの貿易制裁に反発したものでボヴェ率いる農民たちは、アメリカの経済帝国主義の象徴であるマクドナルドを襲撃したのです。この襲撃は当時日本ではあまり報道されませんでしたがフランスでは大々的に報道されました。
この下のリンク先のビデオを見るだけで彼らの暴力性がわかります・・
そして20数年後の今
フランスのマクドナルドは100%フランス産のじゃがいもを使うフランス愛あふれる外国企業シンボルになりつつあります。
つまり、この20年間マクドナルドが頑張って自らのネガティブイメージであるファーストフードを払拭しよう一生懸命努力をしてきたのです。例えば
など涙ぐましい努力をフランスで行っています。この涙ぐましい努力の根底にあるものは日本語で言うSDGsですよね。ダイバーシティや環境や健康の意識高い企業として、たとえファーストフードという非常に矛盾する商売が故にかなりアピールをしていることがわかります。その結果
店舗数だけで見るとファーストフードの半分ですが、売上げ高はほぼ7割強の最強プレーヤー。これからも意識高い企業路線をずっと続けていくとは思いますが、ファーストフードという矛盾と毎回戦う興味深い会社と言えるでしょう。
では馴染み深いコカコーラはどうなのか見てみましょう?
コカコーラの場合
実はコカコーラの方ももちろんフランスではダントツのソフトドリンクのブランドです。
しかし近年ジョゼ・ボベのマクド襲撃に似た行動に出たスーパーチェーンがあります。実は2019-2020年にかけて、IntermarcheとNettoというチェーンは襲撃ではなく、扱っている商品数を大幅に減らす通達をコカ・コーラにしました。
というもの。今まで多くの場合は健康被害だけがよく言われましたが今回は環境にも悪いということが取りざされました。これに激怒したコカコーラはIntermarcheに供給を停止。Intermarcheはメーカーの権力乱用だとすったもんだの結局の所2021年3月に決着が付きもともと100種類提供していた商品数を22に減らして販売することに落ち着いたのです。
まとめ
マクドナルドの消費者への気の遣いようは実は結構すごいなぁと感心しています。サイトを見るとマクドは今や冷たいお飲み物のメインは水。。
一方やはりコカコーラはそこまでやってないんですね。
もちろん世界ベストグローバルブランド6位のコカ・コーラ。。もう少し、ペットボトル問題とか、健康問題とか、、もっといろいろやらないと消費者からおいていかれるかもしれません。
皆様のビジネスのインスピレーションになれば幸いです。
今後もいろいろ書いていきます。イイネとフォローいただけると嬉しいです。
SNSぜひフォロー下さいね!
💬Twitter
📸Instagram
👄Facebook
サイトもみてね
🌟etoileservice
参考サイト
https://www.newfoodmagazine.com/news/161825/consumers-crave-clean-label-commodities/
https://clubpai.com/wp-content/uploads/2020/06/Etude-Clean-label-finale.pdf
https://www.jetro.go.jp/agriportal/trends/paris/data.html
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?