老人ホーム施設長の思い出 #2 父の難聴
今年2月に他界した父が夢に現れた。
最初は、笑顔で会話していたのに、急に表情が曇り会話がとだえた。
「どしたの?」と問いかけたら、
自分の左耳を指差し、「なんか調子が悪い。ちゃんと聞こえないんだよ。」と。
夢はそこまで。
思い返してみると、晩年の父はおおむね快適に日々を過ごしていたけれど、耳鳴りと難聴には困らされていたことを思い出した。
本人も「年だから」と半ば諦めていた中、知り合いに勧められて訪ねた耳鼻科の先生から、
「そんなことないよ、まだまだ100歳の人からみたらあなたはひよっ子だよ。年のせいにしちゃバチが当たる。」と言われたそうだ。
そこから思い切って補聴器の調整をしなおして(非常に面倒…)、漢方薬を飲み始めたら、数日後には改善が見られ、1ヶ月後にはかなり回復したんだった。
幸い認知症の症状までは出なかった父だけれど、今から思えば一時期は鬱っぽくなっていたような。難聴が原因。
あの時にお医者様からかけていただいた言葉に救われたんだなぁ、と。
そう、「年だから」って放棄しちゃいけないな。
そんなこんなで「きこえ」の問題って、日々の生活に大きく影響しますよね。
そして、やっぱりその分野の専門家のお話をお伺いするのって本当に大事だな、と改めて。
そんな思いから、「ライフデザイン座談会」さんと共同で、こんなセミナーを企画してみました。
身近な方が、耳が遠くなってきた、とか。ご自身の違和感とか。
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ライター:さくらもも さん(PastelD家族介護コミュニティメンバー)
大手電機メーカーを早期退職し、有料老人ホーム施設長を経験。現在は介護DXのコンサルテーション事業を行いつつ、PastelD家族介護コミュニティを運営している。