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メンタルクリニック受診の心得

精神科医はカウンセラーではない。知っている。

今日は、ボサボサ髪、目やにを取り除いて眉だけ書いた顔、昨日友達とごはんに行きそのまま寝たお出かけ服、そして寝ぼけて冴えない頭の装備でメンタルクリニックに行った。

最近のモヤモヤした気持ち、一昨日の仕事のミスで自分を責めて自己肯定感が下がった思い、昨日友達から受けたピンとこないフォロー、今日の歯医者の予約をキャンセルしてしまった罪悪感を引きずっていた。
先生から、「どうですか?」と聞かれ、最近の自分のできなさにイライラする。あれもだめ、これもだめと話しながら、私はこんなにダメな人間という話をして共感、もしくは慰めてもらおうとしてしまった。

患者として求められる振る舞い

初診でこの生きづらさが性格なのか病気なのか分からないと話したら、微妙なところだけどカウンセリングが必要かもねと言われた。

2回目、この先生は心理職との役割分担をしっかりめにしていると分かったから、求められているであろう情報に絞って話したら、冬季うつっぽいからやっぱりうつなんだなと言われた。減薬傾向だったのを方向転換してお薬を増やした。
3回目、相変わらず寒さで丸まっているけど、増薬したら確かに少し調子が良くなった気がする、と話した。何かしようと思わずに休むことに注力するようにと言われた。
4回目、早期覚醒のことを話した。家族関係の心配事や仕事の失敗も上手く気分転換して上手くやれていると話した。薬が効いてきているのもそうだし、他の部分でも上手く対処できているのかもねと言われた。

このクリニックで、先生の前で必要な情報を短い時間で伝えるように意識していたけれど。今日は逸脱してしまった。
前の先生は若干心理面に寄った対応もしてくれていたから、その甘えが出てしまった。

5回目の今日、要は認知の歪みに対しては薬では根本的な解決にはならないと言われた。

知識はある。分かっている。

あれもだめ。これもだめ。イコール私は全部だめ。全か無か。白黒思考。
だめなことだけじゃないことは知っている。
そこに着目するんじゃなくて、できたことに着目することが大事なことも知っている。だって私、そういう事勉強しているもの。そして学生時代のカウンセラーさんと自分を見つめ直して、知識としてはあるよ。

だから、できていることに目を向けて、自分で自分を褒めて、自分を認めて、自己肯定感を上げるようにしている。
でもさ、すぐ「でも」って言うのも良くないって思うけどさ。できていない事実はある。

頑張らないってどういうこと?

他の人が80%の力で100の成果を出せることを、私は能力不足だから、150%の力と時間をかけてやっている気がする。
(ちなみに、こうしてnoteを書くにもすごく時間がかかる。)
完璧を目指しているわけじゃないけど、仕事は抱え込まないで60%の出来で一旦出力した方がいいってよく言うし、人に頼れるところは頼る、ということを心がけている。結局、先輩に即・的確に修正されて、自分の無能さが分かる。

頑張らないと満足な出来にならない。ほどほどにを心がけようとするけれど、人より頑張らないと人並みにはなれない。
真面目、素直、優しい、頑張り屋、優秀って周りからは言われるけれど、頑張らなかったらあらゆるクオリティが低
いから頑張るしかないんだ。それが外での「いい子」の私になってしまう。

優秀でいたいわけじゃない。普通になりたい。
普通なんて存在しない。それも知っている。

KFCで2時間涙が止まらなかった私はどうかしてる。帰ってきて、こうして文章にまとめていてまた泣いていた。
来月の受診では、きちんと自分を律してお医者さんに話す内容の話をするようにしなきゃ。

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