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#288 絵が見えるように話す
教師は話す
教師である以上、「話す」ことは避けられない。
授業で話す。朝の会、帰りの会で話す。会議で話す。協議会で話す。保護者
と話す。
話す内容は、指示、発問、説明などなど。
僕ら教師は、当たり前のように話しています。そして、聞き手に受け取ってもらおうと工夫します。だって、指示が通らない、発問の意味が分からない、説明が理解できないと、子どもが困ります。
ジャパネット高田明さんに脱帽
「テレビ通販といえば?」でまず頭に浮かぶのが元ジャパネット社長の高田明さん。高い声と高いテンションで商品を紹介する。そこに、若干のなまりが加わることで、嫌でも印象に残ってしまう。
と、高田さん自身の特徴に目がいきがちだが、他の方もうまい!
ということは誰もが身に付けることができるスキルが隠れていることになりますね。
絵が見えるように話す
商品の特徴だけの説明であれば、説明書で十分ですよね。
ジャパネットで印象に残っている説明がある。
「スマホなら遠くに住んでいるお孫さんの日々の成長をそのまま見れますよ。」
ガラケーで十分と思っている高齢者に、スマホにした場合の、メリットを具体的にイメージさせる説明。これは、欲しくなるなあと感嘆した。だって、自分が幸せになっている絵が浮かびますから。
高田さんは、普段は低い声で話しているそうだ。ただ、自分が良いと思った商品を紹介するとなると、自然と声が高くなり、テンションも上がるそうだ。
言うのではなく見せる
「歩きます。」
→「静かに歩きます。」
→「忍者のように、足音が聞こえないように歩きますよ。」
「身体を回します。」
→「身体を大きく回します。」
→「身体を台風のように大きく回します。」
子どもがイメージしやすいように話すと、こちらが意図が伝わります。
教師として、子どもに絵が見えるように話すことができれば、教師も子どもも楽になります。
間違っても、「さっき言ったでしょ!」と、話したことが伝わらないことが原因で、子どもを叱ることが起きて欲しくないものです。
絵が見える、しかも、よりよくなっている自分の姿の絵が。
これで、子どもたちは自分を成長させるように歩み出します。