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ホテルディベロッパーが薦める、ホテル100選 Vol.2 【群雄割拠の東京銀座。ACホテルがコスパ最強】
東京都中央区銀座といえば、ブティックや飲食店が集まる、日本屈指の歓楽街ですが、実はホテル施設も沢山あります。
中でも、銀座6丁目界隈は激戦区。
下図の【緑の右斜め線】が昭和通りという大通りで、【オレンジの右斜め線】を銀座通りと言います。
銀座のシンボル的存在、『和光の時計台』は銀座通り沿いにあり、この通りには銀座三越や銀座SIXなどの百貨店のほか、シャネル、ルイヴィトンといったハイブランドが軒を連ねています。
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赤いシンボルは宿泊施設
そのお隣にある昭和通り(緑の右斜め線)、その中でも、銀座6丁目界隈が銀座屈指のホテル激戦区。
地図上の真ん中やや右にある、赤いアイコンが並んでいる辺りとなります。
東銀座駅徒歩5分圏内、歌舞伎座徒歩5分圏に位置し、このエリア半径100メートル以内に、7つのホテルがひしめき合っています。
その7つのホテルがこちら
ACホテル・バイ・マリオット東京銀座
コートヤード銀座東武ホテル
アロフト東京銀座
三井ガーデンホテル銀座5丁目
ホテルグランバッハ東京銀座
アゴーラ東京銀座
ミレニアム三井ガーデンホテル東京
実際に宿泊してみて、どれも良いホテルでしたが、1番のおすすめはこちら。
スペイン発のブランドで、日本初出店のホテル。
東武ホテルマネジメントという、東武鉄道のグループ会社が運営する、客室総数は296室、地上14階建のフランチャイズホテルです。
ラグジュアリーホテルの分類ではないので、カジュアルスマートな服装であれば、気軽に入ることができます。
スタッフさんもにこやかで、なんとなくアットホームな感じがするのは、鉄道会社グループが運営しているからなのかもしれません。
年齢層は、40代を中心に20〜30代と思しき方も多数いらっしゃいます。
レストランを見ると、50代の方もチラホラ。
ACホテルは、若年層をターゲットにしたブランドのため、比較的若い方が多いですが、銀座ということもあり、少し年齢層が上がっているというイメージです。
若者がわちゃわちゃしているというよりかは、落ち着いた空間で談笑しているという雰囲気。
客室
客室はクセがなく、シンプルで飽きのこないデザイン。
華美なデザインではなく、引き算のデザインでありながら、造作などのディテールにもこだわりが見られます。
また、天井高が2.7mと高いことに加え、天井まで伸びた大型の窓が、空間に圧倒的な解放感をもたらしています。
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客室は、スタンダードが30㎡と25㎡の2タイプで、どちらもシャワーブースタイプとバスタブタイプが用意されています。
ベットタイプもキングサイズ1台とツインタイプの2種類用意されていて、旅の目的や予算、同伴者の数によって使い分けることが可能です。
レストラン・バー
そして、このホテルの売りの1つがレストラン・バー。
ACホテルは、スペイン生まれのブランドで、その大きな特徴の1つがビバレッジ。
飲み物に徹底的にこだわるブランドであり、東京銀座の本ホテルも、ブランドのDNAは引き継がれています。
このホテルで特に私がお勧めしたいビバレッジは3つ。
ACジントニック
カフェメニューのコーヒー
客室の無料ティーバック
ACジントニック
本ホテルのシグネチャーカクテルであるジントニック。
バーテンダーがこだわり抜いたジンで作るこのお酒、他ではなかなか味わえません。
お酒に強くない方にはノンアルコールジントニックがオススメです。カフェメニューのコーヒー
ここのホテルのコーヒー豆は、リッツカールトンなどのラグジュアリーホテルでも使われている、三本珈琲さんの豆を使っています。
ラグジュアリーホテルの味を肩肘張らずに気軽に楽しめるのでオススメです。客室の無料ティーバック
ホテル客室に必ずと言っていいほど置いてあるティーバック。正直美味しいと思ったことは一度もありませんでしたが、このホテルは別格。
ホテルに聞いたところ、多田製茶という大阪で100年以上続く、老舗のお茶屋さんから仕入れているとのこと。
既製品ではなく、ホテル開業に合わせてパッケージから作り込んだとのことで、これで無料ですか?と思える、しっかりしたお茶でした。
料理もとても美味しいですが、あちこちのブログやインスタで見かけるのでここでは割愛...。
1つだけ、ディナーで1人10,000円程度と、銀座にしてはかなりリーズナブルです。
まとめ
宿泊価格は時期により変動しますが、総じてリーズナブルでコスパ最高のホテルです。
レストランだけで使うもよし、カフェ利用だけでもよし、宿泊するもよし、目的に合わせて多様に使い分けられる万能ホテルです。
銀座にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
よろしければこちらもぜひ。