2020年後期保育士試験_子どもの保健
今回は保育士試験を受ける人に向けて、「これ難しいぞ!」という問題を解説していきます✨
※純粋に以前私が解いていて間違えた問題や間違えそうな問題を中心に備忘録のように書いているだけで分かりにくいかもしれないので、眺める程度に使ってくださいね(*´ω`*)
①子どもの身体的発育・発達と保健
こちらは正解は2となります。
1は正期産と呼ばれるのは、妊娠してから37週から42週未満の出産といわれています。だいたい、9か月以上~10か月半の間のイメージを持っておくといいかもしれません。だから×
2は早期産児とは、在胎37週未満の分別で生まれた子のことをいいます。だからこの記述はあっています。よって〇
3は低出生体重児とは、生下時体重2500g未満の子どものことです。よって×
4は胎芽とは胎齢ではなく、妊娠10週未満のことです。
5は流産とは妊娠22週未満に起こった自然妊娠中絶のことをいいます。
続いて、発育の区分についても併せて記載しておきます。
・新生児:生後28日未満(未満は28日は入りません。)
・乳児:生後1歳未満のことをいいます。(新生児期のことを含む。)
・幼児:満1歳以降、小学校就学前まで
・学童:小学校就学後、卒業まで
・生徒:中学校就学後、卒業まで
「小児」は15歳まで。「青年」は20歳までを扱う。なお児童福祉法では満18歳未満を「児童」とし、小学校就学後満18歳までを「少年」としている。
原始反射…刺激に対して怒る新生児特有の反射を「原始反射」といい、これは本人の意思とは無関係に出るもので、通常生後3か月ごろには消失します。消失が遅いときには、運動発達障害を起こしている場合があります。
・探索反射…口唇や口角を刺激すると刺激の方向に口と頭をむけます。
→哺乳反射には、口の周りに触れるとその方向に向く探索反射があります。
・モロー反射…頭を急に落としたり、大きな音で驚かすと、両上下肢を開いて、抱き着くような動作をします。「モローに抱き着く!」で覚えるといいかもしれません。
→モロー反射は、頭を持ち上げた後急に話すと、手足を伸展したあと抱き着くように屈曲する反射のことです。
・吸啜反射…口の中に指や乳首をいれると吸い付く。
→口の中に入れると吸い付く吸啜反射があります。
・把握反射…手のひらや足の裏を指で押すと握るような動作をします。
・自動歩行反射…新生児のわきの下を支えて、足底を第二つけると、四肢を交互に曲げ伸ばして歩行しているような動作をします。
・非対称性緊張性頸反射…仰向けに寝かせて頭を一方に向けると、向けた側の上下肢は進展し、反対側の上下肢は屈曲します。
→緊張性随伴者は頭を一方に向けると、向けた方の上下肢が伸展する反射です。
こちらは正解は5とあります。
そもそも、生活管理指導票について説明します。
生活管理指導票とは、子どもに対して、適切な取り組みを行うためには、個々の児童生徒に関する詳細な情報を保育士さんなど子どもと関わる人全員で共有することを目的とした票のことです。
これらは、集団生活で配慮が必要な時に提出します。
→1は生活管理指導票は、集団生活で配慮が必要な時のみ提出となります。そのため×
→2は提出時期は、診断を受けて配慮が必要となった時からです。そのため×
→3は記載は、主治医が行います。緊急時の連絡先を確認しましょう。
→4は主治医が記載した生活指導管理表をもとに、保護者と協議して、施設庁、保健師、保育士、調理師などの関係する職員が生活全般をどのようにするか決定します。
→5はアレルギー疾患など生活管理指導票は特別な配慮や管理が必要になった時に保護者から主治医に作成を依頼し、提出してもらいます。
参考に厚生労働省に詳しく書かれた解説のpdfがあったため、共有します。
1は体温は、子どもの方が大人より高めのことが多く、発熱と判断するのは、37.5以上か、平熱より1度以上高い時です。よって〇
2は呼吸数は、大人の毎分12~20回に比べ子どもの方が多いです。よって〇
3は脈拍数は、大人の毎分60~85回に比べ子どもの方が多いです。よって〇
4は子どもの単位体重当たりの体の水分量は、大人より多く脱水症になりやすいです。そのため×です。
5は単位体重あたりの尿量は子どもの方が大人よりも多いが、全体としては子どもの方が少ないです。そのため〇です。
1は、消毒用アルコールは、最適な濃度に調整されているので、薄めずに使用する。なお、多種類の病原体には効果があるが、食中毒の原因となるノロウイルスには効果がないと言われています。
2は、消毒用アルコールは、一部のゴム製品やプラスチック製品に長時間触れると、それらを変質される可能性があるため、つけ置きでは用いないようにします。
3は逆性石鹸は、ウイルスには効果がないと言われています。
4は次亜塩素酸ナトリウムで消毒すると、金属は腐敗すると言われています。
5は次亜塩素酸ナトリウムは0.05%にするので、120倍にする必要があります。
1は、インフルエンザでは発症してから5日、かつ解熱後2日(幼児は3日を経過するまで)だと言われています。
2は百日咳に効果的なマクロライド系の抗菌剤の投与が5日間あればよいと言われています。
3は麻疹では、解熱した後3日が経過するまでであると言われています。
4が風疹は、発疹が消失するまでです。解熱の有無は学校保健安全施行規則により、出席停止期間には影響しません。
5は水痘ではすべての発心が痂皮化するまでである。なおかさぶたのことを痂皮といいます
1は3日ばしかは風疹のことです。なお、原因は風疹ウイルスで定期予防接種の対策のことを言います。妊娠初期に関すると胎児が、先天性風疹症候群となる可能性があります。
2はどびひは伝染性膿痂疹のことです。なお、原因はブドウ球菌などによる皮膚感染症についてである。
3はリンゴ病は、伝染性紅斑のことです。なお、原因はヒトバルボウイルスです。
4は水ぼうそうは水痘のことです。なお、原因は、水痘・帯状疱疹ウイルスで、定期予防接種の対象のことです。
5はおたふくかぜは流行性耳下腺炎のことです。ムンプスウイルスであり、任意予防接種となっています。
また主な病気について以下まとめていきます!
・はしか…空気感染、鼻汁や咳による飛沫感染や接触感染で感染します。潜伏期間は10日~2週間で発熱、咳、目やになどの症状が再発熱してから全身に発心が広がります。3から4日後、発疹は色素沈着を残して回復します。肺炎になると重症化する可能性があります。
・風疹(3日はしか)…潜伏期間は2週間~3週間で、発熱と発疹が同時に出現して、頸部リンパに腫瘍を伴います。麻疹より症状は軽く、2から3日程度で回復し、発疹は色素沈着を残しません。妊娠初期に感染すると胎児が心疾患や白内障、聴力障害を合併し、先天性風疹症候群になる可能性があります。
・突発性発疹…生まれて初めて発熱した時に、この疾患があることがしばしばあります。人ヘルペス6型、7型ウイルスが原因です。突然38度以上の高熱が3日ほど続いて解熱と同時に体幹を中心に発疹がでます。発熱時は意外と食欲が減らないのに、発疹がでてから下痢になったり、食欲が減ることが考えられます。
水痘(水ぼうそう)…空気感染、飛沫感染、接触感染で感染します。潜伏期間は2から3週間で、発熱と同時に発疹が出現し、水痘となります。水痘は次第に乾燥しかさぶたになりますが、同時期に色々な発疹が見られます。
単純ヘルペス感染症…口腔に感染すると口唇ヘルペス、歯肉口内炎になり、食べるときに痛みを伴います。子どもは発熱して全身感染になる場合もあります。
手足口病…A群コルサッキーウイルス、エンテロウイルスによる手、足、っ航空に、水痘性発疹を認めます。口腔内の発疹が痛みを伴う時には、食事の内容や接触方法を考えましょう。
伝染性紅斑…ヒトパルボウイルスが原因で、頬部、四肢伸側部にレース状の紅斑ができます。リンゴ病とも呼ばれます。発熱は微熱程度のことが多いと言われています。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ、ムンプス)…潜伏期間は2から3週間くらいで、有痛性の耳下腺。あごの腫瘍などが認められます。片方のみがはれることもあります。子どもでは微熱のことが多いですが、頭痛が強く、嘔吐がある場合は、髄膜炎となる可能性があります。
インフルエンザ…冬季に流行し、突然の高熱、関節痛、頭痛で発症します。子どもでは急性脳症の合併症があります。
喉頭結膜熱…アデノウイルスが原因で、主に書きに流行する。発熱、咽頭痛、眼性結膜の充血を認めます。プールが始まる頃に流行するので、プール熱といわれることも多いです。
ヘルパンギーナ…A群コルサッキーウイルスが原因のことも多く、書きに流行します。高熱と咽頭痛があります。
いかがでしたか?簡単にですが子どもの病気をまとめてみました。
子どもの保健ですが、量が多いので、次回にも繰り越します。別記事で解説を作ります。ぜひ見ていってくださいね!