【体験談】保育士試験対策・合格について
お久しぶりです。めぐみです。
今回は保育士試験について解説していきます。
私は現在放課後等デイサービスで児童指導員として働いていますが、令和2年後期の試験で保育士試験に合格し今年4月から保育士として勤務します。
保育士試験自体は2回目の挑戦です。2回目で受けた科目は
・社会福祉
・社会的養護+教育原理
・子どもの保健
・保育実践理論
の5科目です。
保育士試験にどのように受かったのか?保育士試験について解説していきます。
①保育士試験の勉強の期間や方針
保育士試験を申し込んだのが去年の7月末。9月13日までは「特別支援教員認定試験」の勉強をしていました。そのため、それ以降に保育士試験の勉強をはじめました。
9月14日~10月24日まで、約1か月で保育士試験に挑戦しました。
とはいえ、9月には転職したいと考えていたので、できる限り早く保育士を取り保育士として放課後デイで働きたい思いがありました。
まず勉強のやり方としては以下です。
1…過去問題を解く。
一般社団法人 全国保育士養成協議会では保育士試験の過去問題を出しています。その保育士試験の問題を出ている分は解き続けました。
また解説はないので、市販の保育士試験の過去問題がのっているテキスト(どのテキストでもよいですが、私はブックオフで安く買いたかったので、安いテキスト。)を買い、解説を読み、自分なりに調べたものを加えて解説を書く、分からない人に説明するなどをしていました。
参考:過去の試験問題
2…桜子先生の動画を見る。
桜子先生と呼ばれる保育士試験のプロの先生がいます。この先生、YouTubeやブログを通して無料もしくは相当安く教材を売っていらっしゃる方です。私は無料の動画を見ながら勉強しました。また桜子先生がまとめて下さった動画をノートにとり、似たような問題を過去問で見つけ、問題を解いてみるということを繰り返しました。
参考:桜子先生
このようにして1次試験の筆記試験にのぞみました。ちなみにもともと予定していた勉強時間の半分しかとることが出来ませんでした。
②保育士試験当日ー1次試験ー
やってきました保育士試験。1次試験は、社会福祉・教育原理+社会的養護・子どもの保健・保育実践理論の5つです。
1…社会福祉
1日目はこの科目だけですが、打倒この科目でした。前回55点で落としていることから、この科目が一番突破が難しいと感じていました。
過去問題でも1度も合格点に届いたことがないため、非常に不安でした…。
テスト開始と同時に問題を見ると、どこかで見たことがある問題が…。そうです。実は過去問題からまんま同じ問題が出題されていました。過去問題を丁寧に解いていた甲斐がありました!それで自信をつけ、何とか試験終了。
とはいえ自信がないので、保育士試験後解答速報をこっそり見て(Twitterの様子では、あまり保育士試験では2日目も受ける人は解答を見ない方が良いとあったため…)、何とか合格点の65点が取れていることが分かりました。
2…教育原理
もともと教職用の授業も受けていたこともあり、学校のテストレベルの問題も多く、消去法で問題が解けました。ということは、社会的養護の問題が難しいことが予測されたので不安が高まりました。点数は45点でした。
3…社会的養護
たまたま、前職は保育所等訪問支援という支援サービスを行っていました。そのため、試験に保育所等訪問支援について知っていれば解ける問題が出てきたので、すごくテンションがあがりました。とはいえ絞り込みづらい問題ばかりが出てきて、あっているのか…不安でした。点数は30点でした。
4…子どもの保健
この問題が唯一今回受けた試験でかなり得点できました。(他の科目はかなりギリギリ)1つだけ疑問が残った問題があります。
参考:保育士試験 過去問
答えは4で、S君は、視覚優位である可能性から視覚補助を用いたり、興味関心に合わせて活動を行えるように支援するなどが考えられます。しかし、果たしてそれでいいのだろうか…実際の現場で私が保育士だったら迷うだろうなと感じた部分がありました。
S君は、感覚を求め、水遊びをしている可能性もあり、絵を描くところまで(絵を描くことが楽しいと感じるところまで)発達しておらず、今は感覚遊び(水遊び、スライム遊び、粘土遊び)が好きな可能性もあります。そのため、工作の中に、車を入れたとて、本当に興味を持ってくれるのか?むしろ電車の工作を導入しても、うまくS君が活動にのれず、支援者(保育士)が「Sくんに配慮して電車の工作を入れているのに、なんで机上課題をやってくれないんだろう…」とへこんでしまわないか、また周りの保育士から支援者(S君担任の保育士)が「Sくんがちゃんとできる課題なの?」などと叱責されてしまわないか不安な部分もありました。
とはいえ、迷いながらもベターチョイスを選択しました。点数は80点でした。
5…保育実践理論
この科目が本当にぎりぎりで、実は解答速報後、問5が全員〇になったことも功を奏した科目でした。1問、工作の課題があり、私は鉛筆に服についていた糸くずを巻き付け何度も考えた問題があります。
参考:保育実践理論
いまだにこの問題は解けず、難しいな…と思っていますが、全問正解問題により、65点取れ、合格しました。
③実技試験ー3匹のヤギのがらがらどんー
2次試験はコロナウイルスの影響で、言語か造形の1科目に。奇跡的に実技試験に進めた私は言語を選択、3びきのやぎのがらがらどんで受験しました。
この際も、桜子先生の台本にお世話になり、会社の通勤時間にがらがらどんを黙読する日々。とはいえもともと好きなお話だったこともあり、がらがらどんを覚えることは簡単でした。
本番前、勤めている放課後デイでガラガラドンを読み聞かせしようとし、ペープサートを作ったのですが、物珍しかったのか子ども達一人一人ががらがらどんを動かしてくれることになり…。決して読み聞かせの練習にはなりませんでしたが、子ども達の楽しそうな様子に私自身も気持ちが楽になり、こんな気持ちで本番演技出来たらいいなと思っていました。
本番は、AからDまでの部屋に機械的に振り分けられ、3分間でお話をします。3歳と想定される子どもに読み聞かせる設定になっていて、部屋に入ると試験室にはフェイスシールドをした試験官(年配の女性とおじいさんの2人)が座ってにこにこしていて、試験室の椅子に座るように指示されます。自分が座った椅子の目の前に小さい椅子が2つあり、子どもの絵がガムテープではってあり、この子どもたちに向けて3分間で読み聞かせをする必要がありました。
がらがらどんの読み聞かせのフレーズで「3びきのやぎのがらがらどんははしをわたって森に行かなければなりません」というフレーズがあります。
そのフレーズを言い間違え、「がらがらどんは橋を渡って、森に芝刈りにいきました(ももたろうと混ざった)」と言い間違え焦る私。でもしっかり言い直して、時間も10秒近く余ったけれど、40点もらえました。(合格点は30点。)
など、ドタバタした様子でしたが保育士試験に受かりました。
④最後に…
現在私は保育士試験の勉強の仕方や勉強のアドバイスなどを会社でできないか(児童指導員の中でも保育士にスキルアップしたい人もいるので)会社に提案中です。児童指導員よりも保育士の方が、加配加算の点数が高く、会社の利益(=事業の存続や子ども達へのサービス向上)が高くなり、こどもの笑顔が増えるのではないかと考えています。
私の合格体験記が誰かの力や「じゃあ私も受けてみようかな?」という力になれたら嬉しいです。
Twitter等でもDMを頂ければ保育士試験の勉強の仕方のご相談(アドバイスはできないけれど一緒に考えることはできそうです。)はできると思います。
ぜひご連絡くださいね☺
「この文章共感した」、「頑張ってと応援したい」等がありましたら良ければサポートして頂けたらとても嬉しいです。学費として大事に使わせて頂きます。