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映画「きみに読む物語」~涙腺崩壊、間違いなし!~

 夕焼けに染まった川面を、一艘のボートが家路に就こうとしている。気配に驚いた渡り鳥の群れが、頭上をゆっくりと越えていく。まるで人生の黄昏を暗示するかのようなシーンでこの映画は始まる。

 老人性認知症を患った女性の傍らには、いつも物語を読み聞かせているデュークという老齢の男性がいた。回復は無理だと医者に言われながらも、物語を通して彼女に奇跡が起きることを信じているのだ。

 ノートに書かれた物語は、裕福な家庭で生まれ育った17歳の少女アリーと、材木置き場で働く青年ノアとの身分違いの恋を綴っていた。娘の将来を案じた母親は二人を無理やり別れさせるが、青年は365日毎日アリーに手紙を書き続ける。しかし、彼女からの手紙が届くことはなかった。母親がノアからの手紙を隠し続けたからだ。

 7年後、アリーは婚約者からのプロポーズを受け、結婚式の準備を進めていた。ある日、偶然にノアの写真が載った新聞を見つけて彼女は戸惑う。数日後、気持ちの整理をするために彼ともう一度会う決心をするのだが…。

 映画の後半、デュークと認知症を患った老婦人との関係が明らかになる。ノアとアリーの恋の行く末を知った感動と共に、私達は別の新たな物語に涙することになる。

「永遠の愛」をテーマにした映画である。原作者のニコラス・スパークスは、63年間連れ添った妻の祖父母を題材にして物語を書いたという。人生の黄昏を、あなたはどう過ごしたいと思いますか?

〔P.S.〕
 今日まで観た映画の中では、ベスト3<泣ける映画部門>に入ると思います! ただ、映画鑑賞前の注意事項を書きたいと思います。

 ①ハンカチ、あるいはティッシュを必ず準備して下さい。
 ②なるべくスッピンで観るようにお願いします。パンダに
  なってしまいます🐼
 ③寝る前には観ないで下さい! 
  眠れなくなってしまいますZZZZ

どうか、機会があったら観てくださいね。

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