私は攻撃的で自己中な自分とずっとずっと向き合わずに生きてきた


やたら長文な下書きが、ひっそり残されていた。

日付は8月の上旬。約一ヶ月前の文章だというのに、なんだかものすごく幼い印象がある。でも、文章から伝わる熱というか、勢いがすごい。

きっとこの時、私は変化の渦中にいたんだと思う。

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「何でそんなに我が強いの」

「その言い方、お父さんそっくり!」

ため息混じりに、母に言われてきたセリフ。

昔から感情的で短気、そして絶対に謝らない、そんな子どもを理解しきれない、母の心からの声でした。

4人兄弟の長女として生まれ、ずっと「お姉ちゃん」として下の子たちのお世話をしていた私。

自分が他の兄弟より優ってないと気が済まない。褒められないと気が済まない。お世話を手伝ってる私に悪いところはあるわけない。

気がつけば口達者で曲げず嫌いな、頑固者の女の子がそこにいました。


頑固というと、意志が強いとも取れますが、私の場合はもう少しこじらせていて

・指摘を否定されたと感じる

・自分の非を絶対に認めない

・とにかく言い返す

なぜこうなってしまったのか、どうしてすぐにイライラしてしまうのか、自分でも分かりません。


何かきっかけがあったのではなく、元々この性格として生まれたんだと思います。

友達の中でもケンカっぱやい方でしたが、勉強はしてた(負けず嫌いだから)、運動やピアノなどが得意(負けず嫌いだから)という、子どもの世界では重要なポイントをクリアしていたので、

運良く仲間はずれにならず、優しい友達に囲まれて過ごしてきました。(おそらく友人達は私の短気も、うまく流してくれてたんですね。今思うと感謝しかないです。)

怒りを原動力にして、人と競うことで自己を確立して来たので、親への反抗期も、苦しい浪人も、辛い失恋も、全てバネにして乗り越えてきました。

今思えば、これまでの人生は全部「あの人に負けたくない」という間違った目標設定を、ずっとしてきたんだと思います。

自分の性格を変えたいと、思ったことは一度もありませんでした。実父が私と性格や思考回路、そして短気な部分までそっくりで、私の性格はこうなんだ、遺伝だから変わらないし変えられない、と決めつけていました。その方が楽だからかもしれません。


社会人になり、営業マンとしてノルマを追うことは自分の天職のように感じました。

人と比較し、競い、勝つことが仕事。これまでの生き方を肯定され、自分のやり方は間違ってなかったと、どんどん仕事にのめり込みました。

常に去勢を張って生きてきたので、本音を話せる友達は1人もいませんでした。

友人にはやたらと明るく接し、面白いポジションで何とか短気というマイナスを、チャラにしようとしていました。

20代半ばになると、少しは短気もマシになりましたが、いい大人が子どものように言い合いになる機会もないので、キレる機会が減っただけ。

いつも穏やかで、感情がブレない夫に惹かれたことで、自分を見直すきっかけになりました。

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下書きはここで終わっていた。

きっと、夜中に一気に書きすぎて疲れたのと、オチをどこに持って行ったらいいのかわからなくなったんだと思う。

でも、文章自体は割とよくできたと思ってるから、どこも削れなくて仕方なく一度保存。

翌日にはもう、熱い想いは他に移って行ったんだと思う。



夜中のラブレター現象ですね。笑


それでも、

新鮮な想いをそのまま残した文章は、やっぱり何か心に刺さる。


今書いているこの文章が意味あるのか、役に立つのかなんて分からないけど、こうやって過去の自分の文章から何かを学ぶこともある。


成長を実感したり

過去に想いを馳せたり。


新鮮な感情はできる限り、書き留めておきたいと思った出来事でした。

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ぱる子
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