見出し画像

もうたぶん誰かが言ってると思うけど

暇つぶし以上の理由でたくさんの本を読む人は多いと思う。その中でも、たくさん同じようなものを読んで平気な人と、そうじゃない人がいて、後者の方が普通なんじゃないかと思います。
飽きるし、本を読むのは秒というわけにもいかないから、なるべく似たような本は読みたくないんじゃないか。そうすると、似たような本は書かれた順番が決め手になってくると思う。

「私が最初にいい出した事になんねーかな」と言うバズワードがあるけど、別に物書きや芸人じゃなくても、似たようなことを意識している人は結構周りにいるし、わりと普通の感覚だと思ってるんですが(だって)、これの精度を高めていくには、過去に何が言われているのかを自分でチェックしていくしかありませんよね。

「思いつき」に価値があると思うのは、発見や発明に価値があるという了解があるからかなと思います。ノーベル賞とか、特許で大儲けとか子供の頃からよく見聞きしますよね。スポーツで一番になるとか、テストで一番になるとかよりも気持ちいいと感じた人もいたんじゃないですか。

じゃあ、ひねくれ者は昔虚栄心が強かったかというと、これは価値観の話で、いろんな人がいたよねってことだと思います。虚栄心はみんなある。一番冷静な奴をきどるとかもありなん(でも、脳の構造的に承認という入力に対する報酬系がない人たちもいるかも?)

じゃあ先駆者気取ってる君たち私たちがいつも許されるのかというと、許されないことが1つあると思っていて。それはズバリ「誰かが既に言っているようなことをさも自分が思い付いたかのように言っちゃう」ことです。恥ずかしいですよね。知らなかったでは済まされないし。そしてこれを避けようとするから、自分の境遇やエピソードを交えて話すのかなと思うけど、「隙あらば自分語り」とかいう言葉もあるし。だからたくさん見て、聞いて、読まなければ。

冒頭の「たくさん同じものを読んでも平気な人」は、違いを見出す楽しみを知っているんですかね。わんぱたんのディック(黙祷)

いいなと思ったら応援しよう!