【段ボール箱でスニークミッション】AIの監視を段ボール箱でかわしたぞ
AIの発展がすごいめざましくて、Chat-GPTによる記事を無限に生成する方法など、たくさん出てきたので、今年は時代の変わり目になるんではないかとちょっと動悸がする。
お絵かきAIもすごいし、画像認識もとことん進んでいくんだろう。画像認識による車の急ブレーキ機構がでたことで、ラブホの垂れ幕があるとくぐれなくなったという笑い話も過去の話。
時代はなんでもかんでもAIに仕事をさせる時代なのかと考えつつも、まだ適当なことをただ最もらしく書いているだけという話もあるので、その当たりは精査するための自分自身の感覚もさらに磨かないとだまされてしまうだろう。
なにげにあるとうれしいものが生活の隙間に埋まっていくのではと思う。ドアホンにカメラを備えて、宅急便の制服やUberの鞄を認識するようになれば、防犯対策にもなりそうだしね。
とくに要人警護のシーンなら、知らない人が近づいてきただけでセンサーが反応して警告を出すなんてことも出来るだろう。
エコノミスト誌、軍事担当者のシャシャンク・ジョシ氏がTwitterで紹介したのは、段ボール箱で軍用AIロボットの目を欺くことに成功したエピソード。
段ボール箱で連想するのはやはりメタルギア。メタルギアソリッドとは、小島秀夫監督の有名すぎるスニークアクションゲーム。伝説の傭兵ソリッド・スネークがテロリストなどのいる施設に単独潜入し、戦闘をなるべく避けて、作戦を遂行するもの。
ゲームの中で必ずと言っていい程、隠れるためのアイテムとして段ボール箱が登場する。普段から見ているものに擬態をするということでカモフラージュができる。カモフラージュは迷彩であるというわけでは無く、景色に溶け込むことが大事。
その記事によると8人の海兵隊員はAIロボットを交通機関の真ん中に止めてゲームをした。遠距離から気づかれずにロボットに到達できたものが勝ち。そして、8人がそれを見事に達成した。
あるものは車椅子に乗り、あるものは木になりきって、ロボットの方へとゆっくりと移動したり、終始笑顔の海兵隊員もいた。今回の最も優れた戦術は段ボール箱に被って隠れたことだった。
AIシステムは人間が歩いたり走ったりするのを発見するのが得意であるので、宙返りしたり箱に隠れている人間を人間として認識が出来ない。ただの人間なら、わかるようなことでも、AIにはそれがわからなかった。
全く新しいこと見せるとAIは判断が出来なくなる。いまのAIの問題点が浮き彫りになったところ。
この問題は時が経てば解決しそうなものだけれど、ただのダンボールにも人間と誤認識する可能性も生まれるよね。案外、根深い課題になるかもしれないね。
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