【恐竜の王者はどっちだ】南半球に頂点に君臨していた恐竜の新種が見つかったぞ

子どもの頃は図鑑をよく読んでいたので、恐竜の化石をミニかが九九博物館に連れて行ってくれたのは、本当に良い思い出で、ふとしたきっかけで科学博物館のワードを目にしたら、ちょっと童心に返ってみようと行ってみたのが数年前の話。

当時はタルボサウルスの標本があったのだけれど、このときはティラノサウルスになっていた。いつか、このティラノサウルスを見たいと思っていたから、入れ替わっていたとはまるでノーチェックだったので、思わぬサプライズだった。

2019年の10月だったので、このあと、大変な時期になってしまったので、良いタイミングで行けたなとは振り返って思う。

手前味噌だけれど、ティラノサウルスの顎には神経がかなり通っていたとのことで、繊細な挙動が出来たのではないかという話。手が小さかったからこそ、生活に大きく役立っていた顎がさらに能力が伸びていた。

ティラノサウルスは恐竜の王であるというイメージが大きくすり込まれて、ほかに大きな恐竜はいるのだけれど、超肉食恐竜のパワーイメージは覆せない。


独立行政法人国立科学博物館、アルゼンチン国立自然科学博物館の研究グループは2020年3月にアルゼンチン・パタゴニアナンブの白亜紀歳末期の地層から、大型肉食恐竜の化石を発見。

約7000万年前の地層から出てきた化石はメガラプトル類最大級の新種だった。

発見された化石から、実物の化石、レプリカ、3次元データなどからの比較をした結果、メガラプトル類の既存の種には該当しない新種とのことで、全長は9メートル以上、体重は5トンと推定された。いままでのメガラプトルの全長が7-8メートルだったので、今回の新種は最大級になる。

この新種はマイプ・マクロソラックスと名前がつけられた。マイプを含めて、メガラプトル類は南アメリカの食物連鎖の頂点にいたという。南半球はこのメガラプトルが君臨して、北半球はティラノサウルス類が頂点にいたと言うこと。

マイプの復元想像図を見るとティラノサウルスに比べて、顎が大きくないけれど、体重5トンで筋肉の塊だったろうから、相当にパワーもあっただろう。

そうなると、どっちが強いんだろうという妄想がわいてくる。北のティラノ、南のマイプ。本当の王者は赤道直下で決まるのか。私見で語るなら、やはりティラノしか勝たん。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?