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【カフェイン過剰摂取は昆虫にも致命的】カフェインは殺虫効果があったぞ

ハエとコーヒーの関係!?カフェインでハエの元気が変わる?

ヒロズキンバエって知ってる?見た目はちょっとピカピカしたハエなんだけど、実はミツバチみたいに花の受粉を手伝うことがあるんだって。でも、そんなハエに「カフェイン」を飲ませたらどうなるのか、岡山大学の研究で調べられたんだ。コーヒーやお茶に入っているカフェインだけど、ハエにはどんな影響があるんだろう?ちょっと見てみよう!

カフェインを飲むとハエの寿命は短くなる?

研究では、カフェイン入りの砂糖水をハエにあげて、どれくらい生きるのか調べたんだ。すると、カフェインの量が多い(2%、1%、0.5%)と、ハエの寿命がすごく短くなって、9日後にはほとんどが死んでしまったんだって!まるでエナジードリンクを飲みすぎたみたい…。でも、カフェインがちょっとだけ(0.05%、0.01%)入っている場合は、普通の砂糖水を飲んだハエとあまり変わらなかったんだ。

カフェインって、人間には「目が覚める」効果があるよね。でも、ハエの場合は刺激が強すぎて、逆に負担がかかっちゃうのかもしれない。元気になりすぎてエネルギーを使いすぎたのかな?

カフェインを飲んだハエは動き回る?それともおとなしくなる?

コーヒーを飲むとシャキッとする人もいれば、逆に眠くなっちゃう人もいるよね。ハエはどうなんだろう?

研究では、生まれたばかりのハエと、4日たったハエに低い濃度のカフェイン(0.01%と0.05%)をあげて、どれくらい動くか調べたんだ。すると、生まれたばかりのハエは0.05%のカフェインで逆に動きが減ったんだって!コーヒーを飲んでボーっとしちゃう感じなのかな?

一方、4日たったハエはカフェインの量が変わっても、あまり動きに違いはなかったらしい。もしかしたら、ハエも成長するとカフェインの影響を受けにくくなるのかも?

カフェインを飲むと脂肪が減る!?

研究では、ハエの体にどれくらい脂肪があるかも調べたんだ。すると、カフェインを飲んだハエは脂肪の量が減っていたんだって!カフェインには「脂肪をエネルギーに変える」働きがあるみたいで、人間でも「カフェインで脂肪燃焼!」って言われることがあるよね。

でも、ハエにとって脂肪はただのエネルギーじゃなくて、成長や赤ちゃんを作るためにも大事なんだ。脂肪が減ると、寿命が短くなったり、元気がなくなったりするかもしれないね。

カフェインで害虫を減らせるかも?

この研究から、カフェインはハエの寿命を縮めたり、動きを変えたり、脂肪を減らしたりすることがわかったんだ。これを応用すれば、害虫を減らす新しい方法になるかもしれないよね!

今、農薬を使うと環境に悪い影響があるって問題になってるけど、カフェインみたいな自然にあるものを使えば、安全でエコな方法になるかもしれない。でも、ハエの仲間には作物の受粉を手伝うものもいるから、むやみにカフェインを使うと逆に困ることになるかも…。今後の研究で、もっと詳しく調べる必要がありそうだね。

「これからは農薬じゃなくて、カフェインで害虫対策だ!」なんて言ったら、農家がコーヒー豆を畑にまき始めるかも…?でも気をつけないと、カフェインに強いスーパー害虫が生まれるかもしれないよ。もしかして、カフェイン漬けの畑で、やたらと素早く動く虫が増えたりして…?


二匹のコーヒータイム

#日本の研究

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