【やさしい刺激が肩こりを緩和】肩こりや可動域の緩和にやさしい刺激が有効だったぞ

中学生のころ、親に評判のいい鍼灸院に連れられて、針治療を受けたことがある。当時は針治療はプスプスと刺すモノだと思っていたので、少し怖さもあったのだけれど、鍼を刺すと言うことはなくて、全身に軽い刺激を受けるような施術だった。

結局一回きりだったので、身体がどう変わったのかはよくわからなかった。そういった治療はある程度通わないと、効果が見えてこないものだから、ちょっと残念ではある。

自分の身体が小さかったのもあって、小児鍼という施術をしていたとあとで知った。鍼を刺すものではなくて、カドのついた器具を用いて経絡に沿って刺激を送るもの。効果のほどはよく知らないけれど、鍼灸師なら多分詳しいことを教えてくれるかな。

とはいえ、さするだけなら、成人でも通用する部分はあるんじゃないだろうか。


東京都健康長寿医療センター研究所の研究で、皮膚への優しい刺激が脊髄オピオイド受容体を活性化し、痛みを引き起こすような刺激の情報伝達を妨げることを明らかにしてきた。今回、NHKの特集番組において、慢性的な肩こりを有する人を対象に行った調査のデータを解析、皮膚への優しい刺激が首肩周りの痛みや不快感を和らげることを明らかにした。

NHK特集番組「東洋医学のホントのチカラ 健康の大問題解決SP」おいて、慢性的な肩こりを有する人12名を対象に行った調査データを解析した。データは首肩まわりの痛みや不快感、動かしにくさについて視覚的アナログスケールで計測した主観的データと、首や肩関節、肩甲帯の動きの可動範囲の理学療法士が計測した客観的なデータを含む。

参加者は首こりを感じる部位にマイクロコーンを絆創膏で貼り付けるセルフケアを2週間行った。マイクロコーンとは小さなハリを敷き詰めたシールのようなモノ。うんと小さい鍼。

セルフケア前の痛みは平均で10段階のうち6.9であったが、2週間のセルフケアのあとは2.3にまで低下した。不快感や、動かしにくさのスコアも同様に低下した。首や肩関節、肩甲帯の動きも改善がなされた。

こういうアイテムってなんか使ってみたくなる衝動がある。これからは痛みが取れないようになるかもしれないから、こういうのを積極的に試してみたい。

#日本の研究

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