ティラノサウルスは足が遅かったらしい
子供科学電話相談で恐竜ガチ勢の子どもを相手に小林快次先生が電話越しから、熱く応える。「Tレックスは肉食獣じゃないんだよ?」「えっ!?」「超肉食獣なんだよ!」「ああー!」
太古の時代にこれほどに大きい生物が地上の覇者になっていた。今ではまるで生きているところを見ることは無いけれど、化石となって存在は明らかになっていた。
Tレックスはめちゃめちゃデカい。最大寿命は20代後半で、体重は5.2トンと推定。繁殖できるように成長すると7トンまで増えていたという。
そんなめちゃ重いTレックスの歩行速度が遅かったのでは無いかと科学誌「王立協会オープンサイエンス」にて発表。
オランダの考古学者が言うには新しい計算結果によると時速約4.8キロ未満。つまり、人間やほかの動物の歩行と同じくらい。
これまでの推定の計算ではTレックスの体長の半分以上ある尻尾の役割を考慮に入れていなかったという。それまでは16-25キロ程度と推定されていた。
尻尾は歩く際にリズムをとって動いている。尻尾の全体が靱帯で吊り下げられていたので、歩行リズムと尻尾の動きが共振するかを調べたとのこと。
尻尾もデカければ、やっぱり重いだろうからね。筋肉でできているならなおさら。尻尾の重さを利用した走り方というものがあれば、この説もまた覆されるかもしれないけれど。
このデカい尻尾が生存において何かの役には立っていたはず。はたして、本当にお荷物の存在であったんだろうか。
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