コミケの戦利品を紹介していく4 C103
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思えば、もうずいぶんと長くコミケに参加していたモノで、自分よりも長く参加している人も少なくないだろう。コミケは晴れの舞台とも言えるし、着ていく服も気合いを入れていく人も少なくない。自分はそういうモノにはあまり関心が無かったけれど、その昔はフリルやレースのロリータでおなじみの「ピンクハウス」を着ている人たちをよく見かけたり、着るのも脱ぐのも手間が掛かりそうな着物を着ている人もいた。バンダナチェックにジーンズと指ぬきグローブというのは、実はあまり見かけなかった。
いわゆるオタクという人種は決して外見に無頓着だったと言うことはなくて、無頓着な人もいれば、バチバチにキメてくる人も存在していた。陰キャなイメージが定着してしまったのは、宮崎事件が強く影響をしていたのかもしれない。オレはあいつらとは違うという同族嫌悪という感情もあっただろう。
それでも、手放せない趣味や嗜好が一般的に認知度が低いと奇異な目で見られてしまうのも未だに存在している世間の空気であった。コミケはそういう人たちを大きく広げて受け入れられる場所だから、多様性を認めようという情勢も後押しして、なんとなく後ろ暗かったこの箱は、さまざまな表現がゆるされている世界的にも希有な場所であると信じている。
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ガンプラが現れてからもうすぐ半世紀が近づいている。ガンプラとはご存じガンダムのプラモデルで、最初のガンダムが大人気になってガンプラがものすごい勢いで売れるようになった時期があった。ガンダムのプラモデルを持っていようなら、羨望のまなざしで見るのが男の子の価値観。
当時の作者が子どものころに挫折したガンプラの制作から40年が経過し、ガンプラはすさまじく進化していた。だが、MS-06ザクが同じデザインなのに繰り返し販売されている。なにがどう違ったのか、それを調べるために大人の財力で全部のキットを大人買い。
見せてもらおうかバンダイの技術力とやらを!
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同じザクとはいえ、発売年ごとに並べると明確に違いが見える。それはバンダイの制作技術が向上して、よりお客さんを満足させるディテールに仕上げた結果、ザクは生まれ変わってきた。よく見るとシルエットも違うし、スカートの丈の長さもちょっと違う。コンセプトもあったんだろうけれど、ここで違いを見いだせるようになれば、ガンプラの審美眼があると言っていいだろう。
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自分は特にZガンダムが好きだったけれど、それは最初のガンダムよりも作画が格段に上がったというものある。メカニックデザインがガラッと変わったというのもあるけれど、ディテールがふえて、尖ったデザインになったのがかっこいいと感じていたと思う。
人気が高かったキュベレイも初代ガンダムでは出なさそうな異質のデザインでもあったし、明らかに敵として異様な雰囲気を漂わせるものとしても、及第点に達していると感じる。ズゴックも水中専用であるがための流線型のシルエットになっており、武装も水中での影響をなるべく抑えるための巨大なクローを装備し、ビームも内蔵式。このような機能美も評価されていると思っている。
キュベレイは曲線美が秀逸であるが、自分はZのジ・Oが好きだ。一見、太ったリックディアスに見えるものの、全身にスラスターを装着し運動性能が高く素早いし、その体型に隠れた二本の腕で敵を切るという巧妙なギミックを備えている。最後まで他人を信じなかったシロッコらしいMSであった。
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もしも、古い民家を手に入れられたなら、自分だけの城を築き上げたい。DIYができる技術があれば、きっとそういう発想に至るだろう。そう例えば築50年の木造家屋を改造したレポートがあれば、役に立つはず。
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電気配線は素人がやってはいけないので、せめて第2種電気工事士の資格は必要。なにげに導線をつなぐのはちょっと技術がいる。
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日曜大工がDIYと呼ばれるようになって久しい。家を独力でフルリフォームできたら、それはすごいし憧れる。業者に頼らず自分の好みにカスタマイズするというがそそられる。とはいえ、いくつか業者のする職人の仕事を見て経験しないと、独学で身につけるにはちょっと大変かな。
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高エネルギー加速器研究機構(KEK) をはじめとする
ここのサークルにはいつも通っているのは、こうした科学の先端研究が織りなした機械の奇怪たる美しさに魅入られているからだろう。
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のたうつ導線に打ち付けられたリベット、機材の影にはさらに電線が幾多に走る様子は筋肉と臓器を養う血管のそれにも見えてくる。
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知らない人が見ると旋盤のよう何かに見えるかもしれない。ここから、ミュオンを5MeVまで加速してミュオン顕微鏡を実現するという。よくわからんけど、この機械は美しい。ミュオン顕微鏡でなにが見えるのかというとインフルエンザウイルスやコロナウィルス、細胞の中にいるミトコンドリアや大腸菌。さらにはシナプスの隙間が見られるという。
次期開発計画では40MeVのエネルギーで神経細胞体や細胞のネットワークも見られるようになるとか。
つまり、この顕微鏡ができたら医療はさらに進歩する。肉眼でより細かく人体の仕組みを見ることで理解が深まるだろう。
今回の印刷から赤がもっとキレイに出るようになったとのこと。確かに表紙の銅らしき板金の色合いはとても美しい。
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とにかく圧巻の一言。たくさんの人間が知恵を絞って一台の機械を建造し、未来のために研究を行っている。
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よその国でもこれ以上の規模でこんなすごいものを建造しているんだろう。ただちに将来につながるわけじゃないけれど、人類の未来につながることは間違いないと思う。たとえ、新たな技術が生まれて、陳腐化してしまっても。
というわけで、今回も無事に終了しました。評論、ミリタリー系をぐるぐると回りましたが、評論は特に新奇性が見られるので、毎度発見があるのが楽しいですね。
前回参加していたサークルが次から来なくなると言うことも普通にあるので、この一期一会を大切にチャンスをものにしたいところ。とはいえ、答え合わせのようにTLをみると、アレを買っておけば良かったということも。
そうやって、手当たり次第買っていくとどんどん手提げが重くなっていきます。そのうち持ちきれなくなってしまったらどうしよう。
では、次は夏コミで。
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