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【かみのけ座銀河団が照らすハッブル定数のクノーシス】宇宙の広がりは理論モデルの予測よりも早かったかもじれないぞ

宇宙はどんどん広がってる!ハッブル定数って何?

宇宙は今もどんどん広がってるって知ってる?この発見をしたのが天文学者のエドウィン・ハッブル。彼の名前にちなんで「ハッブル定数」っていう言葉ができたんだ。このハッブル定数は、宇宙がどれくらいのスピードで広がっているのかを表している。遠くの銀河ほど速く遠ざかっていることが分かっていて、それを調べることで宇宙の歴史がわかるんだよ。

でも最近、このハッブル定数の測定結果が食い違ってることが問題になってる。宇宙の背景放射(CMB)を使った測定と、銀河や超新星を使った測定とで、宇宙の広がるスピードが違うっていうんだ。この問題は「ハッブルテンション」って呼ばれていて、今の宇宙論の大きなナゾになってる。

かみのけ座銀河団がカギを握ってる?

研究者たちはこのナゾを解くために「宇宙の距離梯子」っていう方法を使ってる。これは、近くの天体の距離を測って、それを基準にしてもっと遠くの天体の距離を推測するっていうやり方。

最近の研究では、かみのけ座銀河団にあるIa型超新星のデータが使われた。この超新星は、決まった明るさを持ってるから、距離を測るのにピッタリなんだ。研究チームはこの超新星の距離を約3億2000万光年と計算して、それをもとにハッブル定数を求めたら、これまでの測定値と違う結果が出た。特に、宇宙の背景放射のデータと比べると、けっこうズレがあることがわかったんだ。

宇宙の広がりが加速してるのはなぜ?

実は、宇宙の広がるスピードがどんどん速くなってるっていう話もある。その原因とされてるのが「ダークエネルギー」っていう不思議なエネルギー。宇宙の約70%を占めるって言われてるけど、正体はまだわかってない。

もしこのダークエネルギーの性質が時間とともに変わってるとしたら、ハッブルテンションの理由が説明できるかもしれない。たとえば、昔の宇宙と今の宇宙ではダークエネルギーの影響が違ってる可能性があるんだ。それとも、そもそも今の宇宙の仕組みの考え方自体が間違ってるのかも…?

これからの研究に期待!

このナゾを解くために、これからもっと詳しい観測が行われる予定だよ。たとえば、欧州宇宙機関(ESA)の「ユークリッド」望遠鏡は、宇宙の大きな構造を観測してダークエネルギーの影響を調べるんだって。また、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)も、遠くの銀河を観測してハッブル定数の食い違いについて新しい情報をもたらしてくれるかもしれない。

宇宙の広がりを卵かけご飯にたとえるなら、今は醤油がご飯全体にじわーっと広がってる状態。でも、もし逆向きになったら…せっかく広がった醤油が一瞬で卵の黄身のところに吸い寄せられて、まるで「醤油ブラックホール」!こんな現象、朝ごはんでは見たくないけど、宇宙では起こるかもしれない!?


広がる宇宙

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