【アトピーの原因解明】アトピー性皮膚炎の原因と阻害薬を発見したぞ

時々、顔の皮膚が爛れている人を見かけることがあって、あれはアトピーかなとなんとなく思っている。中学生の頃、生徒会長が皮膚の病気を持っていて、時々、顔をこすっているところを見ていた。

皮膚が乾燥しているので、ボロボロと皮膚のかすが落ちており、当時もなんとなく気の毒に感じていた。家にいる時は顔にいっぱい薬を塗っていたのを見たことがあって、色が灰色ぽかったのでちょっとびっくりもした。

頭が良くて、パソコンでゲームも作れる気さくな人であったけれど、高校に進学して縁が遠くなった。噂では弁護士になったと聞いたけれど、どうしているのだろう。

皮膚の病が大変そうであったけれど、本人は飲み込んでいて病気と付き合っていたんだなと思っている。


富山大学と佐賀大学の研究で、アトピー性皮膚炎の炎症とかゆみの原因となるタンパク質の特定と、働きを阻害する薬「CP4715」の開発に成功した。

研究グループは強いかゆみを示すアトピー性皮膚炎モデルマウス(FADSマウス)を数年前に開発し、今回アトピー性皮膚患者の皮膚組織で作られるペリオスチンが知覚神経に作用してかゆみを引き起こすと共に、その阻害薬によってかゆみを改善できることをFADSマウスを用いて成功した。

アトピー性皮膚炎は増悪と警戒を繰り返すかゆみの強い湿疹が主な病変とする疾患で、ステロイド外用薬、免疫抑制外用薬が長く治療に利用されている。しかし、このアトピー性皮膚炎は強い痒みに対する原因がわかっていなかった。

ペリオスチンはFADSマウスにおける湿疹と痒みの増悪に重要であることを突き止め、ペリオスチン遺伝子を欠損させたマウスは湿疹や痒みに対する行動を抑えられていた。

ペリオスチン阻害薬を用いれば、アトピー持ちのマウスは症状が改善される。今はマウスでうまくいっているけれど、人にも通じる薬が出来る日が近いだろう。ずっと、苦しんできたアトピーの患者に光明が見えてきたか。

この発見はノーベル賞ものになりませんか? これがうまくいけば助かる人がうんと増えるだろうて。

#日本の研究

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