世界初、生体ロボットが生殖を出来るようになったぞ
ロボットという存在は漫画かアニメで覚えたのだろうと思うけれど、物心つく頃には知っていた。ロボットが自律的に駆動して、人間の役に立ってくれる未来のパートナー。
いつかはロボットが側にいて、日常の生活を補助してくれるんだろうけれど、いまのところそうじ機くらいしか見ていない。ロボット以外なら、AIがいろいろと役立ってくれている。ソフトウェアは発展しているけれど、ハードウェアがいまいち追いついていない印象。
そもそもロボットって何だろうなと思ってちょっとウィキペディアを読むと、自律的に作業を行う機械やひとや動物を模した機械など。
作業を行うのはマシーンの方が意味が強いと思うし、ひとや動物を模したロボットならアンドロイドが似合うかな。
で、サイボーグというのは、機械を取り付けて機能を持たせた生体のこと。つまり、人間に機械をつけて機能を拡張したのがそれ。
米国の研究者達が史上初の生体ロボット「ゼノボット」を作成。このゼノボットは「生殖」が可能だと論文で発表した。
ゼノボットはアフリカツメガエルの幹細胞から形成されており、大きさは1ミリ以下。自己修復する機能は持っているとわかっていたけれど、科学的に知られている動植物とも異なる、新しい生殖形式を発見したという。
増殖をする決め手はその構造。パックマンのように見える形状が細胞を集めて自身を複製する。
いまのところ、ゼノボットはアフリカツメガエルの細胞から出来ているけれど、まだ本体のようになっていない。これで、自己複製して脊椎や消化器官を組織できたら、もう創造主のごとき偉業になってしまうね。
このように、自己複製して現存する生き物のルールから外れた新しい生命が我々を脅かすかもしれないけどね。ちょっとSFじみていて、怖いなと思う反面、実にワクワクする。
ディープラーニングでシンギュラリティに秒読みのAIに生体ロボットがこの宇宙生命競争に参戦するか。
人類とAIと生体ロボットが共存する未来はどんなモノかも、まるで想像がつかないな。
参考
カエルの細胞で2020年に作成された生きたロボット「ゼノボット」を、安定して自己複製するよう設計する事ができたよ!その増殖は生物より分子マシンに近いよ。リプで解説するね!
— 彩恵りり@お仕事募集中の科学ニュース解説者 (@Science_Release) December 1, 2021
Sam Kriegman, et al. "Kinematic self-replication in reconfigurable organisms". PNAS, 2021; 118 (49) e2112672118. pic.twitter.com/GOLO5pXHpA
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