洋上風力発電所は魚の天国だったぞ

人間の作るものは自然を破壊しているってよく言われているもので、まあ、概ねおっしゃるとおりなんだけれど、意外と自然というのはたくましいもので、生態系というのは一部では見事に適応している事例も。

送電線の舌にある樹木を定期的に伐採したことにより、日が入るようになったから、チョウの成虫が餌となる花が多く存在したからとのこと。

人の都合も昆虫の都合も利害が一致するってことはあると言うことで。


バージニアビーチの海岸から27マイル離れたところで、風力発電が稼働していて、そのタービンの周りで成長している魚の生態系が存在している。

タービンは二機あって、水中にある基礎部分には藻で覆われていて、ムール貝やシーバス、ベイトフィッシュ(魚を釣る餌になる魚)などが、たくさん生息していた。

風力発電の基礎部分の構造により、多くのくぼみが海流の流れを穏やかなものにかえて、海洋生物のすみかとして適していたらしい。

これを意図的に出来るなら、生態系のコントロールをある程度出来たりするかな。藻が増えれば、魚が増えるので、さらに大きな魚も増やせるわけで、雑に考えるとね。

この電力会社は将来には180基まで増設するようなので、ちょっとした魚天国が出来るかもしれない。日本は海に囲まれているから、漁獲を副次的な収益として、洋上風力発電所を建築していく流れがやってくるかもね。


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