【匂いは国境を越える】好きな匂いは国や文化にかかわらず普遍性があったぞ
アロマなんかに興味があった時期があって、おもにお香をよく買っていた。炊いてみれば、悪い気はしないのだけれど、この習慣が定着しなくて、何かもっと良いものがあるのだろうかと、物足りなさを感じていた。お出かけの帰りに輸入雑貨店とかでありそうなお香をたくさん買ってみたりもして、かなり安かったんだけれど、そこは海外のものだから、割と太い。
早速、焚いてみたら煙が結構出るし、香りが割と濃い。キツいというか濃い。一本焚いたら、しばらく部屋の匂いが取れなかったので、つけることをためらうようになってしまった。
アロマオイルも試してみたけれど、柑橘系も樹木系も良い感じだったけれど、後始末がとても面倒に感じて、やっぱり長続きしなかった。将来、フクロウなり鳥類を飼うことになったら、アロマを焚くって事は出来なくなってしまうだろう。余ったお香がたくさんあるけれど、捨てるに捨てられないでいる。
スウェーデンのカロリンスカ研究所、イギリスオックスフォード大学の共同研究では文化的背景に関係なく、人々は匂いの好みを共有しているという。
この研究は様々な環境にある235人を集めて、匂いが好みであるもの不快なものであるものとランク付けをさせた。
その結果、グループ内でのばらつきも見られたけれど、匂いの好みはどの人も大体同じであった。
使われた匂い成分はバニラ成分の「バニリン」、バナナやパイナップルの「酪酸エチル」、チーズ、豆乳、リンゴジュースや足の汗にも含まれている「イソ吉草酸」、花の香りの「リナロール」。
採用されたグループはニューヨーク、メキシコシティ、ウボンラーチャターニーの都市暮らしと農業や狩猟生活を生業にしている人たち。
このグループの中で共通して好まれたのは「バニリン」で、最も世界中で嫌われたのが「イソ吉草酸」だった。足のにおいは万国共通で嫌われるらしい。
足のにおいが好きな人はごくまれにいるわけで、靴下のを毎日嗅ぎ続けて肺真菌症で入院したというニュースもあったり。
匂いというのは気分を変えるという効果があるけれども、集中力を上げるためにも使われたりと、侮れない知覚ではある。
脳に近い場所だし、嗅覚を刺激すれば認知機能をいじれるというのは面白いと思う。
日本では古くからあるあそびで「組香」というのがあって、いくつかの香りを焚いて、この香り当てるというもの。この場合、香りを聞くというそうな。
竜涎香という鯨の吐瀉物から取れる貴重なものがあって、どんな香りがするのか。
しかし、バニリンがなぜ共通して好かれるのか。有史以前の人類がこの香りに助けられた過去があるのかもしれないね。
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