【火星から生命を探る】火星で有機分子のシグナルを発見したぞ
NASAのマーズ・リコネッサンス・オービターが火星のジェゼロ・クレーターから得られたデータにより、火星全体に有機物が存在する可能性が浮上しました。この研究は、パーセビアランス探査機がジェゼロ・クレーターの岩石を分析した結果に基づいています。
パーセビアランス探査機の装置を使用して行われた分光分析により、複数の岩石層で炭化水素分子の存在が検出されました。さらに、検出された有機物の種類や量は、岩石によって異なっていることが判明しました。これは、火星全体でさまざまな形成メカニズムによって有機物が供給されている可能性を示唆しています。
この発見は初めてのものではありません。以前、火星の別の場所でキュリオシティ探査機によっても有機物が検出されています。しかし、今回の研究は、有機物がジェゼロ・クレーター内の複数の岩石で見つかったことから、有機物が火星全体に広く存在する可能性が高いことを示唆しています。
この研究を率いたカリフォルニア工科大学の宇宙生物学者スナンダ・シャルマ氏によれば、ジェゼロ・クレーターの岩石から芳香族有機分子に一致するシグナルが検出されたと説明しています。このシグナルには蛍光シグナルやラマンシグナルが含まれ、それぞれの岩石層で異なる特性が見られたことから、これらの岩石が異なる変質履歴を持っていた可能性が指摘されています。
この研究は、火星で生命の存在やその過去についての理解を深める上で重要な一歩です。有機物が存在する場所は、火星の過去における生命の存在やその進化に関する鍵を握っている可能性があります。将来的には、パーセビアランス探査機が地球に持ち帰るサンプルにも有機物が含まれている可能性が考えられ、それによって我々の火星に関する知識がさらに拡大することが期待されています。この研究は『ネイチャー』誌に掲載されました。
ChatGPTより作成
火星に生命の痕跡を探している調査は前にもあったわけで、微生物がいたかもしれないけれど、気候変動で絶滅してしまったという説がある。
今回もいつものパーセビアランスが調査報告をしてくれて、やはり生命の痕跡があったかもと報告をしている。で、生命があったとして、生き延びてこれなかったのは、火星の核が液体であり地磁気が発生しないから、太陽風を防ぐバリアができなかったという。
せっかく生命が誕生するかもしれなかったのに、肝心のお肌を守るバリアがない、宇宙の真理はカサカサの肌では生命の進化を許さなかった。
パーセビアランスがこのサンプルを採取して、地球に持って帰るプロジェクトがあるわけだけれど、さらに地球に届いてくれたら、もっと細かいことを見つけ出してくれて、生命があったのか否かがよりはっきりとわかるだろう。
それによっては、火星でテラフォーミングに現実味が帯びてくるし、月ではできないであろう地表で農作物が育てられたら、と飛躍して考えてしまう。いつかは火星の小麦で作った火星パンが現れたら、と思うとちょっと夢のある未来を感じる。
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