鼻づまりの原因物質を発見したぞ
https://faseb.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1096/fj.202101305R
小さかった頃は何かと鼻を詰まらせていたことがあって、鼻水をだらだらと垂らしては床にまで垂らしてしまうことが。
いわゆるはなたれ小僧というやつだったのだけれど、何かと近所の耳鼻科にお世話になっていて、バキュームで鼻水を吸い取られるのが何よりも怖かった記憶が残っている。
多分、吸い取られているときのすごい音が怖かったんだろう、今ならたいしたことは無いと思えるんだろうけれど。小学生あたりまで、耳鼻科のお世話になっていたけれど、身体が大きくなるにつれて、鼻の症状は少しずつ改善されていた。
粘膜が強くなったのか、免疫が上がったのか、それはよくわからないけれども、そういう鼻の症状に悩まされることが無くなったので、耳鼻科には少なくとも10年以上は行ってない。もし行くのなら、鼻水を吸い取ってほしいなと思う。
風邪を引いた訳でもないのに、両穴の息が詰まってしまうことがまれにある。口で息をしていると、やはり乾いてくるので、どうにか改善したいのだけれど、困ったなと思いつつ時を過ごしているといつの間にか治っていたり。
右の鼻と左の鼻は同じと折り方をしていなくて、生理現象で開き加減が時間経過で変わる。
鼻が詰まってしまったなと感じたら、片鼻を閉じてゆっくりと吸ってみると少しずつ鼻腔が開いていくよ。
東京大学の研究で鼻閉(はなづまり)を起こしたアレルギー性鼻炎のモデルマウスの鼻腔洗浄液には、脂質の代謝物である物質が高濃度に検出された。15-HEDEと呼ばれる子の物質は組織の血流を増やして、炎症を増強する作用があるとわかった。
15-HEDEが花粉症などのアレルギー性鼻炎による鼻閉の原因物質である可能性があるかもしれない。
つまり、この15-HEDEを抑制することが出来れば、花粉症で鼻づまりがきつい人も楽になるかもしれない。粘膜を焼かなくてもよくなるかも。
しかし、この鼻炎も何かの抵抗反応なので、決して悪さだけの反応じゃないんだよね。
鼻に入った異物を出すための働きでもあるし、これを除外すると花粉よりもやっかいなものを受け入れてしまうことにもなりかねない。
でも、概ね鼻づまりをどうにかしたいのは花粉症に悩まされている人ばかり。
鼻閉の原因を突き止めて、効果の高い対処療法が確立した方が春を幸せに過ごせる人が多いだろうと思うよね。