今日は「よい夫婦の日」なので、自分にとっての「よい夫婦」を考えてみましょう
今日、4月22日は「よい夫婦の日」です。「よ(4)」い「夫婦(22)」のゴロから、1994年から設定されています。
ちなみに、11月22日は、「いい夫婦に日」として、別にあります。
さて、あなたは、「よい夫婦」と聞いて、どんなイメージがありますか?
現実的でない「よい夫婦」イメージ
僕は、以前、日々夫婦で笑い合って過ごす。気が合って、仲が良く、ケンカをしない、というものをイメージしていました。
もしかしたら、このようなイメージを持っているカップルや夫婦は多いのではないでしょうか。
ところが、僕は、結婚生活を続けていくなかで、妻と気が合わないところ、価値観のズレを感じるようになりました。
ケンカをしないどころか、時に「離婚してやる!」とお互い言い合うような激しいやり取りもありました。
全く思い描いていたイメージとは違うことに、「こんなはずではなかった」「もっと別な人と結婚していたら、違う日々があったのでは」と感じることもありました。
ただ、心理学や夫婦関係の学びを深めていく中で、どんなに親密な夫婦であったとしても、価値観や考え方が同じということはあり得ないと理解するようになりました。
だとすれば、日々生活している中で、対立やケンカは必然的に起こるわけです。
もし、対立やケンカがないとすれば、どちらか一方が我慢をしていたり、あきらめていたりしている可能性が高いです。
もし、以前の僕のように、「ケンカすることがない」というイメージを理想として描いていると、逆に苦しくなると思います。
僕にとっての「よい夫婦」とは
僕の好きなテレビ番組に、「アド街ック天国」があります。
ある日の放映で、下町のせんべい屋さんが紹介されていました。
せんべいを焼く機械を操作する高齢のご主人。その機械には、操作中でも常に目に入る位置に奥さまの写真が貼られていました。
そのことをスタッフに指摘された際に、そのご主人が恥ずかしそうな顔して語った言葉。
「いやー、生きているときには、ケンカばかりでしたけどもね」
根底にとても深い愛情があったのだろうな、ステキだなと感じました。
僕は、自分にとって「いい夫婦は?」と聞かれたら、このように答えます。
相手のことを「かけがえないない大切な存在」としてお互いが感じている。
お互い、「この人は自分のことを受け容れてくれる」という安心感がある。
日常の妻とのちょっとしたやり取りで、この感覚を得られる瞬間が、たまにあります。
その時、僕は、とても何ともいえない、満たされた気持ちになります。
これは、他の仕事や対人関係では、感じることのできないかけがえのない感覚です。
いまでも、もちろん、言い争いやケンカがあります。
ただ、上記のような感覚を自分が感じ、妻も、そのようなことを僕に感じているだろうなと感じられるようになって、ケンカが長引いたり、激しくなったりすることが少なくなった実感があります。
さて、あなたにとって、「よい夫婦」とはなんでしょうか?
よい夫婦の日であることをきっかけに、パートナーの方と、共に話し合ってみてもいいかもしませんね。
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