俳優 渡辺裕之さんの死から学ぶべきこと
5月3日に俳優の渡辺裕之さんが、66歳亡くなりました。
自殺とのことです。
同じく俳優の原日出子さんと、1993年に結婚。
映画でも夫婦役や、一緒にカレールーのCMに出演するなど共演も多数。まさに、おしどり夫婦として2001年には『パートナー・オブ・ザ・イヤー』に選ばれましたほどでした。
亡くなったことは非常に残念ですが、報道された情報から、僕らが学ぶべきポイントをご紹介したいです。
うつ病になりやすい性格とは
うつ病になりやすい性格傾向の一つとして、メランコリー親和型性格というものがあります。
きちょうめん、かつ完璧主義で、責任感が強く、対人関係も配慮が行き届いているような性格傾向で、このような人は過度に高い要求水準をもっているため、きちんと仕事をこなし、周囲からも高い評価を受けることが多い。
しかしその結果、消耗状態におちいって、「うつ病」になると考えられる。
メランコリー親和型性格の人は、他人から嫌われることを恐れ、人を傷つけることや人と争うことをも恐れる。
そのため嫌な仕事も率先して行う。他人に尽くす傾向が強く、負い目が生じることを避ける。
転居、異動、結婚など、秩序が乱れるできごとも脅威となる。
さて、この説明を読んで、特定の人のことをイメージされたり、もしかしたら、「自分のことかも」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
報道を見ると、渡辺さんがメランコリー親和型性格だと思わせるものがあります。
渡辺さんは、社交的な性格である反面、ストイックな性格だったと言われています。
僕の妻もメランコリー親和型性格です。責任感が強く、完璧主義です。
毎日のようにに、「あれもやらなきゃ」「間に合うかなあ」とつぶやき、慌ただしく過ごしたり、うまくできなくてパニックになったりしています。
また、家族に対しても、常にきちんとかっちりやることを求めたり、少しでも水準に満たないと、相手を責めるようなことを言って、もめ事になることがあります。
おおざっぱな性格な僕のおかげで、妻も心のバランスを保っているようにも思います。
もちろん、メランコリー親和型だから、必ずうつになる訳ではないですが、心の健康を保つために「いい加減さ」が必要だということを知っておいて頂きたいです。
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