最近読んだ本
お久しぶりです。
整理のために読みかけになった本をまとめて読了した。簡単な感想を書く。久しぶりなので文章が稚拙になっている部分もあるだろうが、リハビリも兼ねて。
現役医師が自らの豊富な経験に基づいて、解説している本。医者側の事情や生活状況の話から、がんなどの病気にかかったときの注意事項等もわかりやすく解説していて、今の時代、需要が大きい内容ではないかと思った。最終章では安楽死等、死に関するテーマにも切り込んでいて、言いにくいところにも切り込み、著者の視点からの意見を書いており、読み応えがあった。
早食いや大食いに関して、競技として行っている人の立場から書かれた本というのは珍しいのではないか、と思う。「大食い」や「早食い」という言葉は健康というのが大きな社会的価値を持っている現代ではネガティブなイメージを伴う言葉だ。
しかし、読んでみると、普段の生活ではむしろ一般の平均より小食だったり、アスリートのように食べる対象を深く分析し、細かいところまで気を配っていたり、先入観が崩れていく内容だった。
余談だが、本で紹介されている「食塩水を使って胃の消化能力を鍛える方法」をやったら確かに食べることが可能な量が増えたが、一般人が真似るのはデメリットも多いので、自己責任で。
メンタルヘルスと神学・インテリジェンスの専門家がそれぞれの視点から、コロナ渦の日本が露呈させたコミュニケーションの「暴力性」という問題に対し、対話しながら、切りこんでいく内容。私達が普段話す言葉や他者に向けた態度、信念体系の一つ一つに暴力性が生まれうるというのは、まさに私が普段感じていたことだったが、同時にそういった暴力性と向き合い、対処する経験なくして、現実で仕事を行う力を高めることができないのも事実。現状私は引きこもりから一歩前に行こうとしている段階だが、普段の自分だけでなく、より広い視野から状況を俯瞰できるよう、思考と体力を高めていきたい。
少し前まで調子が下の下くらいで、何も手につかないような状態だったが、日の光を浴び、システマ自主練で身体を動かし、ボイトレし、と中断していたことを少しずつ再開したことで調子が戻ってきた。本を読む、という作業もある程度の健康状態が不可欠だと思う。漫画はともかく、活字はある程度健康じゃないと受容しにくい。
メンタルを崩したことで、自分が一人暮らしがド下手くそであることを体感した。自分が何をしたいのか。自分はどのように他者(世界)と関わりたいのか。そういったことを改めて一から問い直していきたいが、まずは収入の確保だ。改めて、ひとつひとつ。