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もしもシリーズ もし、珈琲が不倶戴天な女子中学生が珈琲のグルメリポートを求められたら

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瑠璃「私こと、ルリルリ☆は幼稚園時代、気になっているサッカーが得意な男の子に告白しちゃった行動力の化身にして、距離の取り方に課題多き女。
そのときは女神の寵愛が向いていたからか、おーけーが出て、舞い上がり、デートしてみたの♪当時の私は映画で強盗と刑事が喋っている場面を見て、憧れていたものだから、男の子は幼稚園児のくせして私を喫茶店に連れて行き、ブラックコーヒーとショートケーキを頼んだ。で、私はコーヒーカップをイギリスの作法を完璧にミラーニューロって黒い液体を呑み、吐いた液体は、正面の、そのときまでは相思相愛だったと信じたい男の子に直撃し・・・・まあ、あれこれ言われ、「吐きおんな」という噂が広まり、その噂を広めた彼のことをふたりお姉ちゃんに泣きつくと、三日後、行方知れず。と思いきや公園でお姉ちゃんに膝枕されて千年の恋も呆れる表情になるのを目撃。
とはいえ、いじめられたら嫌だから、私はマネージャーの太郎丸に頼んで1ヶ月で引っ越し、イギリスの女王を描いたネトフリドラマを見まくり、省エネ四股とテッポウを千回毎日やり、入園早々私に絡んできた腕白な男の子達を全員相撲で打ち倒し、それでいじめはなくなった」

瑠璃「それから、たまに思い出す・・・あの珈琲の味。苦かった。それを・・・私に飲めと」

邦彦「うーん、断ることもできるけど。嫌いなものを飲む理由ないし」

瑠璃「じゃあ、そうし・・・(いいえルリルリ!14という年齢はコンプレックスを黒く塗りつぶし、喰らい尽くすのにうってつけの年齢よ)や、や、や、や(ムリ)」

邦彦「そういえば(哀川調)俺の働く喫茶店に新しい娘が入ってくるって言ってたな。なんでも珈琲を入れるのが大好きで、皆に振舞ってくれるとか。明日が今からたのしみ~」

瑠璃「やりまーす☆♡」

当日
🐦🐦🐦🐦🐦☀☀☀

邦彦「いいか、瑠璃」  

瑠璃「邦彦君だめ・・・朝からこんなところで」

邦彦「おう瑠璃(顎撫で)」

瑠璃「ああもう朝から激しす・・・」

邦彦「(カメラに映らないガチビンタ)」

瑠璃「(首で柔らかくいなし、快楽中枢を刺激する振動だけ取り込む)あっ♡・・・邦彦君」(※ルリルリは現在、推し組長 「殺し屋1」垣原を一時的にインストールしています。絶対に真似しないでください)

邦彦「やあ瑠璃、現在にお帰りなさい。じゃあカメラ回すね」

瑠璃「(カメラ終わったら即座にトイレ駆け込む笑顔で)(」・ω・)オッスお願いしまーす」

邦彦「切り抜き狙うの、やめてもらっていい?」

瑠璃「で、では、苦手だった珈琲に挑戦してみまーす(臭いは・・なし。だがこのクリアさ騙されるな・・・こいつに与えられた腎臓と舌のダメージは根深く残ってい・・・・・・!!!!・・・なんて、柔らかくマイルドで口当たりの良い・・・こんな刺激・・・はじめて♡)お、美味しい。ほんとに美味しい」

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