見出し画像

苦しい、と感じている人へ

死にたいなあ、なんてことをここ最近毎日思っていた。

きっかけは特にない。なんだか“今”に楽しいことがないなあとぼんやり思っていたら、未来にも希望が見つからないことに気づいてしまって、

ああ、このままずっと生きているの、嫌だなあ、

なんて思っていた。

今だって正直、積極的に死のうとは思わないけれど、あとひと月で死ぬことになっても別に構わない。

今がとんでもなく最悪だということはないけれど、これまで私なりに色々な経験をして、素敵な人にたくさん恵まれて、キラキラした思い出がもう溢れるほどあるから、
もう私には十分なんだ。ここで終わってしまっても。

そんな時、ある先生が講義の中で急に、

自殺だけはしちゃいけない、

という話を始めた。

その話の終わりに先生が言い添えた、
「もし苦しい人がいたら、(この話を忘れないで)」
という何気ないことばが何故か頭から離れなくなった。

私は今、苦しいのかなあ。もっともっとつらい思いをしている人はたくさんいるのだろうけれど、私もあまり元気じゃないのかも。

こんなにも優しいことばを、わざわざこんなタイミングで話してくれる人がいるんだと驚いた。すごい先生だなあ。

ことばと話し方と考え方が丁寧で、人柄の素敵さが滲み出ている先生。初めて会ったときに私が抱いた印象は間違っていなかった。

相変わらず、私はそんなに長くは生きなくていいとは思うけれど、
また先生のお話を聴けるときまでは頑張ろうと思った。

ありがとうございました。あのことばのおかげでしばらくは生きていられそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?