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“ミネラルさん”、 その名前の由来は「日瑠売石(ひるめいし)」にある (その2)
執筆:ラボラトリオ研究員 杉山 彰
さて、今回の、
『“ミネラルさん”、その名前の由来は「日瑠売石(ひるめいし)」にある (その2)』は、
いったい、このミネラルというものが、私たちのカラダにどのような働きをしてくれるのかについて語ってみたいと思います。
いうまでもなく、「ミネラルさん」は、「日瑠売石」をミクロン以下の単位の超微粒子状に粉砕してクエン酸で溶かした、その溶液に、さらにフルボ酸やゼオライトを加えて完成させたものです。
なにしろ、私たちの身体は70種類以上のミネラルによって正常に機能するようにコントロールされているのです。
私たちは、なぜ地面に立つことができるのでしょうか。骨があるからです。骨がなければ立つことはできません。
そして、その骨はCa(カルシウム)とP(リン)などでできています。また、細胞もMg(マグネシウム)とCa(カルシウム)などのミネラルでできています。
そして、それぞれの臓器はミネラルによって働いています。
たとえば、心臓はNa(ナトリウム)とK(カリウム)で2ボルトの電気を起こして働き、脳はLi(リチウム)とAl(アルミニウム)で思考したり、想像したりして働き、腎臓はNa(ナトリウム)とP(リン)で血液を濾過する働きをしているのです。
1977年に「アメリカ上院栄養問題特別委員会」で発表された
〈マクガバン・レポート〉では、
ミネラルの世界的渇望が人類の病気の原因である。そしてごく少量にもかかわらず、ミネラルがないと私たちは病気になり、苦しみ、命を縮めることになる。
などと報告されています。
ま、おおげさではなく、私たちの身体はミネラルでできているといってもいいのです。ミネラルの働きで生命維持されているといってもいいのです。
したがってミネラルが足りなくなるとどうなるか。酵素が働かなくなるのです。酵素が働かなくなるとどうなるのか。
酵素は、体内で消化・吸収・排泄などの代謝を担っているのですが、この酵素は、ミネラルがなければ働かなくなります。生命を維持するエネルギーをつくったり、皮膚や臓器の新陳代謝をおこなったり、体内でおこる化学反応のすべては酵素なしでは考えられないのです。
食べた食物を分解するのが消化酵素。その消化酵素が分解した栄養分を、エネルギーへと変換して、体内で働かせるのが代謝酵素。新陳代謝によって健康を維持して、臓器を正常に働かせ、毒素を排泄し、自然治癒力や免疫力を高めるなど、代謝酵素は生命維持になくてはならないものです。
ま、こうして書くと、ことはシンプルのようですが、この消化酵素と代謝酵素の関係はややこしい。消化酵素と代謝酵素をあわせて体内酵素(潜在酵素)というのですが、暴飲暴食して消化酵素を使いすぎれば、代謝酵素が足りなくなってしまいます。
つまり、消化酵素と代謝酵素は天秤のようなバランスで成り立っている関係なのです。食べ過ぎで消化酵素を使いすぎれば、代謝をするための代謝酵素が足りなくなって血糖値が上がりすぎたり、慢性肝炎になったり、いわゆるメタボリックシンドローム(糖尿病・脂質異常症・高血圧などの生活習慣病)になってしまうのです。
そして、とくに問題なのが、活性酸素の存在です。癌、糖尿病、高血圧、喘息、アトピーなどの生活習慣病の90%以上に関与するのが活性酸素なのです。体内で取り入れられた酸素の2%ほどの悪玉酸素の存在が問題なのです。
生活習慣病の予防は、この活性酸素との闘いともいわれているのです。そして、この活性酸素を中和・無毒化する酵素があるのです。スーパー・オキサイド・ディスムターゼ(SOD)といわれる活性酸素消去酵素です。
舌を噛みそうな名前ですが、この酵素がなければ私たちの内臓や器官は活性酸素の攻撃に晒され、細胞に老化や炎症が起こり、最後は多臓器不全となって死を招くことがあります。この活性酸素消去酵素(SOD)とどう向かいあっていくか、活性化していくかが、高齢化社会を迎えている現代社会において、老化現象を防ぎ、若返りのためのとっておきの秘策になるのです。
「分子矯正医学」を唱えたライナス・ポーリングは、“細胞の質とはそれをつくる栄養素の質、食べ物の質で決まり、あなたは、あなたが食べたもので、飲んだものでつくられる” として必須栄養素を「生命の鎖」として体系化しました。
栄養のあるものを食べても、酵素が働かないと消化・吸収・排泄がうまくできない。しかし、酵素をちゃんととっていても、ビタミンがとられていなければ酵素は働かない。
そして、そのビタミンをちゃんととっていても、ミネラルがとられていなければ、ビタミンは本来の働きができない。
つまり、「生命の鎖」の始まりと終わりの結び目の位置にミネラルの働きが重ね合わされているというのです。
考えてみれば、ミネラルは訳すとmineral(鉱物)のことですが、一般的には、私たちの身体を構成する元素のことをいい、生命維持に必要な生体元素の総称として生体ミネラルといわれています。
ミネラルは、私たちの身体の磐境(もと)を成しているわけです。そのミネラルが十分にとられていなければ、ビタミンも酵素も、そして炭水化物やタンパク質や脂肪などの栄養素をいくらとっても、ま、“カタ無し” というわけです。
『“おおひるめのむち” 由来、「日瑠売石」の奥は、それは深い、その2』、おあとがよろしいようで・・・。
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【杉山 彰(すぎやま あきら)プロフィール】
◎立命館大学 産業社会学部卒
1974年、(株)タイムにコピーライターとして入社。
以後(株)タイムに10年間勤務した後、杉山彰事務所を主宰。
1990年、株式会社 JCN研究所を設立
1993年、株式会社CSK関連会社
日本レジホンシステムズ(ナレッジモデリング株式会社の前身)と
マーケティング顧問契約を締結
※この時期に、七沢先生との知遇を得て、現在に至る。
1995年、松下電器産業(株)開発本部・映像音響情報研究所の
コンセプトメーカーとして顧問契約(技術支援業務契約)を締結。
2010年、株式会社 JCN研究所を休眠、現在に至る。
◎<作成論文&レポート>:
・「マトリックス・マネージメント」
・「オープンマインド・ヒューマン・ネットワーキング」
・「コンピュータの中の日本語」
・「新・遺伝的アルゴリズム論」
・「知識社会におけるヒューマンネットワーキング経営の在り方」
・「人間と夢」 等
◎<開発システム>
・コンピュータにおける日本語処理機能としてのカナ漢字置換装置・
JCN<愛(ai)>
・置換アルゴリズムの応用システム「TAO/TIME認証システム」
・TAO時計装置
◎<出願特許>
・「カナ漢字自動置換システム」
・「新・遺伝的アルゴリズムによる、漢字混じり文章生成装置」
・「アナログ計時とディジタル計時と絶対時間を同時共時に
計測表示できるTAO時計装置」
・「音符システムを活用した、新・中間言語アルゴリズム」
・「時間軸をキーデータとする、システム辞書の生成方法」
・「利用履歴データをID化した、新・ファイル管理システム」等
◎<取得特許>:「TAO時計装置」(米国特許)、
「TAO・TIME認証システム」(国際特許) 等
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