ヨーガ(योग)の瞑想の前に知っておきたいこと。
ヨーガスートラとバガヴァッドギーターから
まず初めに瞑想の定義をカイヴァルヤダーマのボーガル先生から
ディヤーナ(ध्यान:ヨーガの瞑想)とは?
「ディヤーナ (ヨーガの瞑想) は、チッタ (चित्त:心、知性、自我) とプラーナ (प्राण:私たちの体の機能領域に関与する生命力) の理想的な相互作用を達成することによって、完全な健康に向けて精神生理学的機能を回復するまさにそのプロセスです。継続的な健康、創造性、直感。」
※Kdham Dr. R. S. Bhogal先生の瞑想WS紹介より
ヨーガスートラ(पतञ्जलि योगसूत्र)第2章48節では
समाधिभावनार्थः क्लेशतनूकरणार्थश्च॥२॥
サマーディバーヴァナールタハ クレーシャタヌーカラナールタッシュチャ
生き方のヨーガ(クリヤー・ヨーガ)が、心の落ち着き(サマーディ)をもたらし、ヨーガの障害(苦悩、クレーシャを)最小限にしてくれるとます。
訳:やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ 向井田みお先生より
バガヴァッドギーター(श्रीमद्भगवद्गीता)から
どんな結果にも動じない心
BG第2章48節 受け止める態度
योगस्थः कुरु कर्माणि सङ्गं त्यक्त्वा धनंजय
सिद्ध्यसिद्ध्योः समो भूत्वा समत्वं योग उच्यते ॥
ヨーガスタックル カルマーニ サンガン テャクトヴァー ダナンジャヤ
シッデャシッデューサモーブートヴァー サマットヴァン ヨーガ ウッチャテー
どんな結果にも動じない心を養うため、行いのヨーガにとどまり、為すべきことを為すのだ。
アルジュナよ。 執着を放ち、成功・失敗という行いの結果を、
どちらも変わらぬ心で受け止め、心の平を 保つのだ。
それが行いのヨーガである。
行いにおいて思慮分別をもつ
BG第2章50節 思慮深い行い
बुद्धियुक्तो जहातीह उभे सुकृतदुष्कृते
तस्माद्योगाय युज्यस्व योगः कर्मसु कौशलम् ॥
ブッディユクトー ジャハーティーハ ウベー スクルタ ドゥシュクルテー
タスマーデョーガーヤ ユッジャスヴァ ヨーガ カルマス カウシャラン
行いの結果に対し、揺れない心を持つ人は、こだわりを捨て去る。
それゆえ、為すべきことを誠実に果たす行いのヨーガに徹し、戦うのだ。
ヨーガとは、行いにおいて思慮分別をもつことだから。
訳:やさしく学ぶYOGA哲学 バガヴァッドギーター 向井田みお先生より
ヨーガの瞑想
プラーナーヤーマ(प्राणायाम:呼吸法)やトラータカ(त्राटक:目と心の浄化法)、ジャパ瞑想(अजप जप)、チャクラ瞑想(चक्र ध्यान)その他の実践で以下のサンヤマ(संयम)の状態に。そうです。
ダーラナー(धारणा):対象に集中
ディヤーナ(ध्यान):リラックスした集中状態
サマーディ(समाधि):対象と一体化
心の乱れ、傷ついた感情、憂鬱な気分状態、無関心、理由のない頻繁な精神的緊張などにも有益だと言われていますます。
また周囲の出来事に関係なく、落ち着いた心を維持するのに役立のこと。
落ち着いているから瞑想となるのか、瞑想の実践をしているから落ち着いてくのか?。実践ですね。
感想
自身のためのメモですが、ひょっとしたら誰かの役に立つのかもと思い投稿します。
そういえば、ボーガル先生
「毎日オームを10回唱えなさい。たった10回なのに実践する人は少ない」
とおっしゃっていたな。