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オンライン限定コーヒーショップが、毎月イベント出店をする理由
私たちparkly coffeeは普段、オンライン限定で自家焙煎のコーヒー豆販売をおこなっています。店舗を持たず、自宅の小さな焙煎機で焙煎した豆を、ECサイトで販売する形態です。
そんな中、4月~5月にかけて3週連続で出店をし、オフラインでお店を営業をしてコーヒーやラテの提供をしました。
普段はオンラインだけでお客さんとやりとりをさせていただく私たちにとっては、直接お客さまとお話ししながらコーヒーを飲んでいただく時間は、とても新鮮で濃密で、幸せな時間でした。これからも定期的に(極力毎月)やっていこうと思っています。
EC販売を主体としている私たちが、何のために頻繁にオフラインのイベント出店をするのか。今回はそんなことをお話ししたいと思います。
「出店」にはいくつかの形態がある
まず出店の形態にはいくつもあります。その中で私たちは大きく2パターンの形態で出店をしました。
① 間借り営業
② 異業種コラボ
①は既存の飲食店の厨房&客席スペースを1日限定でお借りし、単発で営業をさせていただく形です。4月27日に、摩天楼珈琲という、「日替わりで店主が変わるシェアリングコーヒーショップ」で初出店をさせていただきました。
摩天楼珈琲は、Barista Baseさんが運営する蜃気楼珈琲の分店で、日本橋に店舗を構えています。毎日異なるマイクロロースター(個人でコーヒー焙煎をし販売/提供を行っている方)やお菓子屋さんが日替わりで出店している、新しい形態のコーヒーショップ。同じ箱でも、昨日と今日、さらには明日で全く違うお店に様変わりするのです。
私たちのようなオンライン限定のコーヒーショップにとっては、「店舗を持たなくても出店ができる」「エスプレッソマシンやグラインダーなどの設備を、いちから揃えなくても出店ができる」といった大きなメリットがあり、とてもありがたいサービス。
②の異業種コラボは、異なる業種/業態のお店とコラボでイベント出店をさせていただく形態です。私たちはこれまで、「古着屋」と「ワインショップ」とコラボをさせていただきました。
まずは度々noteにも登場している、阿佐ヶ谷の古着屋 hansさん。hansの入り口の横に簡単なテーブルを設置して、そこでドリップコーヒーを提供するスタイルで営業をしました。
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hansに古着を買いに来た方が、帰りにコーヒーを買って飲みながら駅へ向かう。parkly coffeeに興味を持ってくれた方が、ドリップの待ち時間にhansで古着を物色して、お気に入りの一着を探す。
古着をきっかけにコーヒーに興味を持ってくれる方、コーヒーをきっかけに古着を見てみようと思う方。普段コーヒー単体では出会えないような方と、出会うことができるという良さがあります。
そしてワインショップとのコラボは、押上の「お茶とお出汁とワイン un」さんのコラボイベントに出店させていただきました。
こちらは、un さん主催の「Morning Coffee Festival」というイベントで、parkly coffeeを含めた3つのコーヒーショップ(うち1つは個人でやられている方)が一緒にunの店舗で出店をする、という形式のイベントです。
それぞれのお店のコーヒーを飲み比べできるセットメニューに加え、それぞれのお店のコーヒーを個別で注文出来るようにもなっており、コーヒーイベントとしても、とても楽しいものとなりました。
ワインもコーヒーも同じ飲料であり嗜好品でもあるので、古着などと比べると業態はかなり近いです。そのためワインもコーヒーも好き、という方は多いですし、ワインは好きだけどコーヒーはあまり飲まない、という方にも興味を持っていただけるイベントとなりました。
これらのように、出店の形態はいくつかあり、それぞれに良さがあります。
頻繁にイベント出店する理由
私たちが店舗を持たないながら、定期的にオフラインイベントの出店をするのには、いくつかの理由があります。
家でコーヒーを飲む習慣がない方とも接点を持つため
カフェや喫茶店にはよく行くけど、家でコーヒーを淹れたりはしない。そんな方も多いと思います。
オンラインの豆販売だけでは、そういった方に私たちのコーヒーを飲んでもらう機会はなかなか持つことができません。
コーヒーを生活に取り込むことで、家での何気ないひとときがもっと素敵で、明るくなる。それを伝えるためには、私たちのコーヒーを飲んでもらい、少しでもコーヒーの魅力を知ってもらう必要がある。それが1つの理由です。
ちゃんと、意図した味を伝えるた
私たちがコーヒー豆を焙煎する際には、ある程度抽出後を想定した味づくりをしています。つまり「このようにドリップをすると、表現したい味が伝わるはず」という認識の上で、焙煎を行っています。
しかし、人によって使ってる機材も違えば水も違うので、同じ豆でも抽出後の味わいは変わります。だからこそ、私たちが伝えたい味わいをストレートに伝えるには、実際に私たちが直接淹れて飲んでもらう、ということをしていきながら、地道に伝えていくことも大切にしたいと思っています。
(補足)
淹れ方に正解はないので、どんな淹れ方でも美味しく飲めるように焙煎をしているのでご安心を!ただ、慣れなくて美味しく淹れられない、という方もいると思います。そんな方は出店時に来ていただければ、美味しく淹れる方法を教えます!
本当に伝えたいのは、「コーヒーを通した時間・空間」だから
これが一番の理由です。
私たちが目指すのは「コーヒーを通じて、心が満ちたひとときを創る」ということ。コーヒーを媒介に人と人が繋がり新しい縁が生まれたり、コーヒーを片手に何もしない時間を過ごし日々の忙しさを忘れたり、そんなひとときを提供して、日々の幸福度を少しでも上げていきたいな、と思っています。
そのためには実際にカフェやコーヒーショップという空間で、コーヒーを片手におだやかな時間を過ごしてもらうのが一番伝わると考えています。
今後、やっていきたいこと
まずはシンプルに、イベント出店の頻度を増やしたいです。
最低でも月に一度は、と考えて出店をしていますが、もっと、できるだけオフラインの接点を増やし、ひとりでも多くの人に届けたいと思います。
また、色々な業種の方とコラボイベントをしたい。
コーヒーとは関係のない分野のお店とコラボをすることで、もともとコーヒーには興味の無かった方が、イベントをきっかけにコーヒーに興味を持ってくれる、そんな機会を作ることができると思います。
(異業種の方、お誘いお待ちしています^^)
そして最後は、コーヒー屋が多く集まるイベントにも参加したい!
2番目と矛盾しているように聞こえますが、やっぱりいつか、多くの有名なコーヒー屋と肩を並べて出店してみたい、というような憧れですね。
先日、青山で行われたTokyo Coffee Festivalへ行ってきました。全国のコーヒーショップが集まり、コーヒーで店の個性を表現する、コーヒーへの愛と熱気であふれた場。来場者もみんな鼻息荒く、様々なコーヒーを楽しんでいました。
コーヒーへの愛が溢れ、熱を帯びた場所に出店して、自分たちのコーヒーを多くの人に飲んでほしい、と強く思いました。
長々と書いてきましたが、この記事を通じて伝えたいことはシンプルで、「出店するからキテネ」ということだけです!笑
来てくれれば、後悔させません。最高に美味しいコーヒーをお届けします。
次回は、6月15日(土)に再び阿佐ヶ谷のhansで出店させていただく予定です。
アイスコーヒーメインで提供する予定ですので、お近くの方や予定が空いているよ~という方はぜひ^^
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