帰れるうちに

連休に入ってまずやったことは散髪。
10年来の美容師さんは僕の方が敬語で彼の方がタメ口だったりする。ピースフルな瞬間だ。
「ゴールデンウィークどうするんですか？」という問いに対して僕は「どうするか悩んでるんだよね」と一言。
「もう始まっちゃってるのに悩んでるって、どういうことですか」と芯を食ってくれる。本当そうだな。

昔から予定を立てるのが苦手で今も変わってない。
世の中は早めに予定を立てられる人に対して金銭的に優しい。早めに予約すれば解決していた問題は多かったように思う。

それでも予定を立てられない。立てると途端につまんなくなるのは何なんだろう。予定が近づくにつれて楽しみが増幅するどころか、どんどん萎んでいってしまう。
予定調和と仲良くできない。幼少期、学生時代、周りの大人に甘くみてもらって許されていたこの性格もいつの間にか大人になった僕は気分屋では甘めに診てもらえない年齢になっていた。
重ねる年月は予定調和との仲を取り持ってくれない。
自分で何とかする問題であって時間は解決してくれない類の問題だった。
病いは気からとよく言ったものだが、完治するものでなく付き合ってくものとも言える。付き合っていこう。

結果的に今年のゴールデンウィークは実家に帰ることにした。そんな僕も許してくれる親はいつまで経っても親なんだと再確認する。

帰れるうちに帰って、会えるうちに会っとくことが大事。顔を見せに帰るって本当その通りだなと。
ゆっくりぼーっと田舎を満喫してきます。