奥ゆかしいものにスポットライトを
電子書籍の嵩張らなさは優秀すぎる。なんてことは僕が言うまでもない。
混んだ電車内でも片手で読めるし、ちょっとしたスキマ時間に読めてしまう。何よりモノを持たない主義の人からすると、家の中の存在感を消してくれるのでそれだけでも嬉しい。
最近物質の本を買ったのは村上春樹の文庫くらいのもので基本的な情報を処理するなら電子書籍にしちゃっている。
そんな僕も以前は本を本棚に並べて、それを眺めながらビールを飲んだりするほどに物質主義だった。よくわからないMade in Indiaの小鳥の置物も何羽も居たな。それらを2年くらい前に全て手放した。
それからというもの必要なものは単品で買って、読み終わったら、メルカリか近所のBOOKOFFへ。所有して保管しておくよりも、血液循環のように本が世の中を循環している感じに参加している感じも悪くはない。
そして電子書籍をメインに読んでいる今、嵩張らないデータをスマホに入れているので、生活動線の中に電子書籍を配置するのがそんなにうまくいっていない。スキマ時間にスマホを開けばYouTubeをついつい開いてしまったりSNSを開いたり。
物質の本だったらリュックに入れて重みがあって存在をアピールしてくれるし、本棚から顔を覗かせてアピールしてくれる。だけど、電子書籍は控え目に重みもアピールしないし、呼ばれない限り顔も見せてくれない。実に奥ゆかしい。
そんな奥ゆかしいものにスポットライトを当てられるように、僕は生活動線に電子書籍を配置したいと思っている。
皆さんどうやってるんだろう。奥ゆかしいものにスポットライトを当てる方法を教えてください。